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九十八歳。戦いやまず日は暮れず人生は戦いの日々?

はれ:佐藤愛子さんの【九十八歳。戦いやまず日は暮れず増補版】を読みました。

【九十歳。何がめでたい】から続いて読んだ本でしたが、変わらない佐藤愛子さんの勢いのある文章でした。

ChatGPT:佐藤愛子さんは高齢にしても衰えを感じさせない情熱的な文体で時には痛烈な批判も交えつつ、時代や社会に鋭く切り込んでいきます。

彼女の言葉は、ただの「愚痴」や「文句」に終わるのではなく、長年にわたる人生経験と鋭い観察力が裏打ちされているため、読者に深い共感や考えさせられる部分を提供してくれます。

『九十歳。何がめでたい』では、老いを迎えることへの皮肉を込めた笑いがありましたが、『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』では、その笑いの背後にさらに深い人生への苦悩や葛藤が感じられるところが特徴的ですね。

はれ:戦時中の話も本文には出てきます。

悲惨な話であるはずの戦争の話も、それだけではなくしっかりと逞しく生きてこられたというのが伝わってきます。

そうするしかなかった、というのもあるでしょうが。

ChatGPT:高齢にしてもなお、彼女の内面で「戦い」が続いていることが、本書の主題です。

この「戦い」というのは、単なる戦争体験の記憶や社会的な問題への対峙だけでなく、自身の人生や人間の本質に対する深い洞察と闘いとも解釈できます。

しかし、単に「今の時代は良くない」と批判するのではなく、長い人生を生き抜いてきた彼女がどうしてそう思うのか。

また何が失われてしまったのかという点についても、深く考えさせられます。

はれ:【釈然としない話】に、もう憲兵も非国民もいないという言葉があります。

戦時中のような厳しい抑圧はなくなって、表面的にはみんな自由が保障されています。

自由に生きていいはずの今ですが、見えない誰かや何かによって言いたいことは言えない。

やりたいことをやれない、という状況に違和感を覚えているのは私だけではないと思います。

ChatGPT:佐藤さんが言及しているこの「今の時代の不自由さ」もまた、彼女が一貫して抱く「戦い」の一部なのかもしれませんね。

はれ:後半は、対談やエッセイも載っています。

スカッと読める前半部分とはまた違って、佐藤愛子さんがどんな方なのか、より深くわかる内容になっています。

【マグロのように】、ずっと書き続けていてほしいと思います。

と言ったら叱られそうですね。


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