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左腕がコントロールできつつある話

私は10年ほど苦楽をフィットちゃんと共にしてきた。
元々は運転は嫌いではない。下手やけど。
自分のペースで走れるのと自分が車内音楽の主導権握れるからできたら自分の車で自分が運転したい。

しかしですね、2020年の秋には症状出てて2021年2月に発覚したんですけど、左腕が自分の思うように動かせなくなっちゃったんですよねえ。勝手に動いたり動かんかったりする。(顔とか他の部位にも症状出てるっぽいけど、私的には左腕が一番辛かった)

病院では当時「遅発性ジスキネジア」と言われました。
今では「ジストニア」と言われたりして、何でしょうね?診断名にはこだわり過ぎてないんですが。

2021年2月の時点では15分の運転でもハンドル握るために左腕が筋肉痛。焼きそばすら作れない。包丁を持つのが怖い。左腕が勝手に動いたせいで左手切っちゃったら怖いからね。
そこらへん歩くにも左腕ばっかり力が入ってまともに歩けない。原因となる薬をいきなりやめたからメンタルボロボロ。

2021年夏にとある国家試験のためにピアノの弾き歌いをせなあかんくて、毎日筋肉痛になりながらピアノを弾いてましたね…私にとってはまじで合格できただけはなまるやった。あの試験。

あの頃は地獄やった。もうあまり記憶がない。
本当に何も私はできなくなってしまった。

昨年の夏にひと区間だけお試しで高速道路走ったけど、筋緊張高まり過ぎて降りたあと疲れ果ててしまった。あと途中で止まれないという強迫観念で高速道路を運転することは無理だと判断した。

そんな私は今日下道を100キロくらい運転してきたヨ!人によっちゃ当たり前なんやろうけど、私には本当特別だったというか。
「あ、私また運転できるっぽいな」と思えた。

もう本当成功体験積み重ねるしかない。
また私好きなことできるかも、と思えた。

ミラーレス一眼も復活したいし、クラリネットもベースも復活したい。料理も少しずつできるようになりたい。遠出もしたい。名古屋とか広島くらいなら車で行きたい。

転院してから一年、少しずついろんなことがうまく回っていて嬉しい。

左腕が動かなくなってしまった自分までは愛せないんだけれども、そんな運命をも受け入れられる余裕がほしいなあ。

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