見出し画像

リザードンとCL2024愛知を優勝した話【本文無料】

割引あり

はじめに

こんにちは、ありぽけと申します。
この度、チャンピオンズリーグ2024愛知においてリザードンと共に優勝することができたので記事を書かせていただきます。

大型大会で優勝することができたのはこれまでに支えてくださった方々のおかげですので、まずはこの場をお借りして御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!

この記事が読んでくださっている皆さんの一助となれば幸いです。

※本記事では略称を使用いたします。予めご了承ください。


自己紹介

ポケモンカードは2017年の10月ごろから始めました。(ちょうど「覚醒の勇者」「超次元の暴獣」が発売されたあたり)
当時の知り合いが配信していた開封キャスを見て、自分もパック開けてみてえ~と思ってボックスを買ったのですが、当時はこれほど対戦にハマるとはちっとも思っていませんでしたね笑
あの時ポケカ始めようと声をかけてくれたよつぎさんと、一緒に遊んでくれたよつぎ一門のみんなには今でも感謝しています。

これまで大会の実績は以下のものが主になります。

CL2018京都 ベスト16(使用デッキ:ニンフィアLO)
CL2020東京 ベスト32(ルカリオ&メルメタルGX)
CL2022福岡 ベスト32(ミュウVMAX)
CL2023京都 DAY2(ルギアVSTAR/ミュウVMAX)
ジャパンチャンピオンシップス2021 ベスト16(ルカリオ&メルメタルGX)
2022年度CSPランキング12位(455pt)
ワールドチャンピオンシップスDAY2(ミュウツーV-UNION)
シティリーグ優勝準優勝ベスト4多数

始めて半年でCLの決勝トーナメントに行くことができましたが、常に安定して勝ち続けることやここぞの場面で勝ち切ることが難しく、CLで優勝するのは夢のまた夢やなあと思っておりました。
そのような考えの中で優勝できましたので、未だに実感が湧いていません笑

インタビューでも触れましたが、腐らずに正しい努力を続けていればいつかは報われます。
大型大会は運がないと優勝できないと思っていますが、地力が無いと勝ちきれないのも事実です。
いつ自分の日が来てもいいように、諦めずに準備し続けましょう。


使用したデッキについて

今回はDAY1・DAY2ともに60枚同じの、ピジョットexを相棒に据えた「リザードンex」デッキを使用しました。

デッキコード:8cccx4-H7gHoE-8848aD


Eレギュレーション落ち後のデッキとしてずっと使ってきたデッキであり、強化拡張パック「クリムゾンヘイズ」発売前の直近のシティリーグでも使用して優勝することができましたので、そのまま調整を続けておりました。(その時の記事はコチラ↓)

いろんなデッキと対戦しましたが、基本的にリザードン側の勝率が高く、かつそれなりの練習量があったので、リザードン以外の選択肢はなかったです。

環境デッキにちょっとした対策札をいれただけではリザードンにそこまで有利は取れず、それこそカビゴンLOやテツノイバラ単などのデッキ単位での対策をしなければ有利というのは難しいと思います。
構築の自由度が高くプレイングが顕著に出るデッキなので、構築・プレイングともに仲間と相談し試行錯誤を繰り返しました。

デッキ構築の経緯

3/2に開催されたシティリーグシーズン3優勝時の構築

クリムゾンヘイズが発売され、その中の強力なカードが環境に大きな影響を与えました。
特にガチグマexとアンフェアスタンプはカードパワーが高く、ルギアやサーナイトなどの既存構築の幅を広げたと思います。
他にもピジョットexを軸に妨害札を多く採用したピジョットコントロールやクリムゾンヘイズで収録されたゲッコウガex、テツノイバラexもそれなりに活躍していると感じました。

実際の環境がわからないので新弾後の自主大会に参加することに。
当時はゲッコウガやリザードンが多いかなと思いワザマシン デヴォリューションを、また、同じ考えの人もいると思ったのでピジョットだけでなくビーダルも採用してみることにしました。
ACESPECもマキシマムベルトではなく、お試しでアンフェアスタンプにしました。(なんでも試してみようの精神)

3/30 たみぽけ 5-2で9位

実際に使ってみるとビーダルとアンフェアスタンプが好感触だったので、基盤はこのままで微調整を進めていくことにしました。(この日デヴォリューションは使わず…)

調整を進めていくにつれ、問題がいくつか出てきました。

1.ポッポは置けるがピジョットになれない。
2.ロストゾーン軸のデッキがキツい。(いわゆるロストバレット)
3.ミラーの戦い方がわからない。

これ以外も細かい点がいろいろ

1.ポッポは置けるがピジョットになれない。
これについては、ポフィンやネスト等でポッポを展開できても、肝心のピジョットに進化するためのふしぎなアメやそれにアクセスするカードが引けない場面が多かったということです。
このリザードンデッキは、ピジョットをいかに早く立てられるかがゲームを左右すると言っても過言ではありません。

これを解決するためのアプローチをいくつか考えました。
具体的には、
①ペパーを増やす 
②森の封印石を増やす 
③ネオラントVを採用する 
です。(他にもありますが主にこの3つ)

どれも便利

①は後攻時の安定感も上がるので悪くないと思い試してみました。それなりに回してみた結果、3枚の時よりは確かに安定しピジョットにも進化しやすくなりましたが、採用しているポケモンのどうぐが少ないため後半の出力が低いこと、サポートで手札が嵩張るためビーダルの特性と相性が悪いこと等が目立ちました。

②は封印石のサイド落ちケアと序盤の事故回避を兼ねていて偉いと考えたのですが、VSTARパワーを使ってしまうと2枚目が紙切れになってしまいます。ほかに採用したいカードと比べた時、2枚採用する価値がそこまで高くなく、そこに枠は割けないなとなりました。

結局③になっているのですが、最初はネオラントの採用に懐疑的でした。
削れる枠が2枚目のロトムしかなく、序盤の安定性を損なうのではないかと思っていたのが大きな要因です。
また以前にビーダルなしのピジョリザで、ロトムと1-1で採用していた時期があり、その時もあまり強さを感じていなかったためです。
しかしCL直前の海外大会で優勝した構築に入っていたこともあり、試しに使ってみたところ、ビーダルのおかげで最初にロトムを置けなくてもゲームができ、ネオラントのおかげでピジョットが立つ場面が多くなったと感じました。(流石に最初はロトムを置けた方がいい)
ロトム、ネオラント、ビーダルだからこその噛み合いがあり、ロトムは1枚でも問題ないと判断しネオラントの採用となりました。
ネオラントを採用したことで終盤の回答札が増えたことも思わぬ収穫です。

2.ロストゾーン軸のデッキがキツい。
これについてはわかっていただける方も多いんじゃないでしょうか。
序盤でウッウやかがやくゲッコウガにサイドを取られ、ピジョットやリザードンを立てたところですぐにライコウVやトドロクツキexに倒され、最後にはヤミラミでサイドを取りきられる…なんて展開がザラにあります。
自分も練習時に対ロスバレはかなり負けていると思って、苦手意識を持っていました。
ジラーチは抜けないしマナフィサイド落ち嫌だからヒスイのヘビーボールも欲しいしハバタクカミも欲しい。
こんなことをぐるぐる考えていましたが、ロスバレと対戦した時の負けパターンを再度見直すと、ある2つのパターンが見えてきました。
1つ目は最序盤のたね切れ、2つ目は常にサイドを取られている、ということです。
ポケモンカードは戦えるポケモンがいないと負けになるので、最初にポケモンを準備できないことが負けに直結します。
ロスバレは後手1から攻撃できることもあり、相手が準備する前にたね切れ勝ちできることが多いです。
ロスバレに負けているパターンのほとんどがこれで、ロスバレとの対戦時はたね切れしがちという嫌なイメージがついており、ロスバレに対して過剰な苦手意識を持っていました。
2つ目は最初にも述べた感じの流れです。毎ターン要求を通されるとサイドを先行しているロスト側が勝つなと感じました。

では負けパターンの洗い出しができたので、それらの対策を考えましょう。
1つ目の対策としてはたね切れしないように、なかよしポフィンやネストボールを増やす、ペパーやナンジャモを増やすなどがあります。CLはたくさん対戦するのでボールやサポートを増やしてデッキの安定性を高めるのは良いアプローチだと思います。
しかし自分が使ったデッキはどれも3枚採用です。
なぜかというと「4枚採用したけど、4枚はいらないなあ…」となったからです笑
決勝戦を見ていただいたらわかると思いますが、3枚採用のポフィンを2枚も初手で引いております。4枚採用じゃなくても引ける時は引けるし、4枚入れても引けないときは引けません。試行回数を増やせば明らかに違うとわかるかもしれませんが、CLはその日引ける人が勝つので3枚か4枚はそこまで重要ではないのかもしれません。(そんなことはないと思いますが)
自分はほとんどたね切れで負けている、裏を返せばたね切れ以外でほぼ負けていないと思ったのでたね切れ負けはそこまで気にしない方向で進めることにしました。安定に寄せすぎるとデッキパワーが落ちてしまいますので、たね切れを過剰に恐れないというマインドは結構大切だと思います。

2つ目の対策は、相手の乗り越えるハードルを高くすることです。具体的には手札を減らすことや、ワザを撃たせにくくすること、相手の攻撃を耐えることなどが挙げられます。
そのアプローチとして特に効果があると感じたのがアンフェアスタンプビワです。

ビワはSARが好き

先程も述べましたが要求を通され続けるとロスト側が勝ちます。これは裏を返すと「要求を通し続けないとロストはリザードンに勝てない」ということです。(ロストのプロからしたらそんなことはないかもしれませんが)
ロストはデッキの性質上、いくらかのカードをロストゾーンに送らなければなりませんし、アタッカーを育てるのにミラージュゲートが必要になります。
必要パーツを集める際にキュワワーのはなえらびやアクロマの実験、かがやくゲッコウガのかくしふだを使いますがいずれも何らかのリソースを失います。手札が多ければはなえらびの回数増やしたりやロストの取捨選択もしやすくなったりしますが、手札が少ないとそうはいきません。そもそもアタッカーが用意できておらず、手札も少ない状態では攻撃できなかったりもします。
終盤のナンジャモやツツジのために山札圧縮されてしまうとその限りではありませんが、アンフェアスタンプは早期にツツジ級の手札干渉ができるため、山札圧縮ができていない序盤では相当刺さります。(そもそも刺さらないデッキはあまりないですが)
手札干渉のおかげでベンチポケモンを呼び出して攻撃されることも少ないので、その間に高いHPをもつリザードンが壁兼アタッカーとなり、盤面を整えていければ完璧です。
そもそも殴られないために、ビワで必要なパーツとなるミラージュゲートやネストボール、リソース回復手段のすごいつりざおをトラッシュすることも非常に効果的でした。また相手の手札を確認できるので、マッハサーチで最適なカードを持ってこられる点も優秀で使い勝手がよかったです。
どちらも単体で強力ですが組み合わせて使うことで、ロストに対してゲームを決められるほどのパワーがあるカードだと思いました。
CLでは絶対にロストに当たるだろうと思い、採用に至りました。

3.ミラーの戦い方がわからない。
練習していくなかで、やられたらいやだなあと思ったことを相手にもできるように繰り返し練習していきました。たくさん対面していろんなパターンを経験することが大切です。
ピジョットのおかげで取れる選択肢が多すぎるが故に、プレイングで差がつくと思っています。
デヴォリューションで楽しようと思ったこともありますが、ミストエネルギーやフレアヴェールのリザードが採用されているとそこまで有効ではないので採用を見送りました。その考えもあって、自分はミストもフレアヴェールのどちらも採用しております。
ミラーはピジョットでどれだけアドバンテージを稼げるかが大事だと思っているので、ピジョットの早期着地を目指し、相手のピジョットをいかに早く処理するかをいつも考えています。
ピジョットに固執しすぎるとリザードンに攻撃されすぎて負けることもあるので、盤面と手札、サイドとトラッシュのカードを考えてプレイする必要があります。

お互いが事故せず回った際はとても練習しがいがあるので、みなさんもぜひやってみて、なんで勝ったか、なんで負けたかを考えてみてください。(唐突な本田圭佑)
ベンチ並べるポケモンの数や種類、進化させるタイミング、マッハサーチしたカード、どのポケモンでワザを撃つのか、カードのプレイ順、サポートを使うか使わないか、攻撃するのかそくせきじゅうでんするのかなど振り返る場面がたくさんあるのでそれぞれについて反省や議論をするだけでも上達につながると思います。

採用カードと不採用カード

そんなこんなで、CLで使用したリストが完成しました。
話が長くなってしまったので再掲します。

進化前→進化後で並べる派

シーズン3の優勝記事でも解説していますので、変わった部分について触れていきます。

ポケモン
・ヒトカゲ(ひのこ)  1
ジラーチを不採用としたのでロストマインケアとして1枚だけHP70を採用しました。相手のジラーチを1撃で倒せます。ヒートタックルを使いそうな対面は、できる限りこいつをリザードに進化させます。

・リザード(フレアヴェール) 1
ふしぎなアメが無くても進化できるように、リザードは必須です。今回は枠の都合とデヴォリューションのケアでフレアヴェールのリザードを最優先としました。枠があれば2枚採用したいです。

・ビッパ-ビーダル 1-1
実は採用するかどうか直前まで悩んでおり、抜けたり入ったりと紆余曲折ありました。サーナイトやロスギラなど、リザードンを1撃で倒すことができる、かつ手札干渉も絡められるデッキにピジョットを取るところからゲームを組み立てられてしまうと、負けてしまいがちだったので採用となりました。はたらくまえばで足りないカードをマッハサーチで持ってきましょう。

・ネオラントV 1
先程も述べましたが、ピジョットへの進化をサポートするために採用しました。序盤の安定だけでなく、中盤に使いたいビワやフトゥー博士のシナリオ、終盤のボスの指令にもアクセスしやすくなり使い勝手が良かったです。

グッズ
・アンフェアスタンプ 1
ロストや古代などの、非ルール主体の速攻デッキにめっぽう強いカードです。カウンターキャッチャーやビワなどと組み合わせれば、容易に形勢を逆転できます。
このグッズはサポート並みの出力があり、使用後もサポ権が残っているのをたまに忘れてしまいます笑

ポケモンのどうぐ
・まけんきハチマキ
加点カードはどれも一長一短あるので迷いました。サイドが負けている時限定ですがex、Vポケモンのどちらに対しても+30ダメージ与えられる点を評価し採用に至りました。

サポート
・ビワ 1
単体でのパワーがかなり高いカードです。グッズを2枚もトラッシュできる上に手札確認もできるおまけつきなので、余裕がある時は積極的にプレイしたい1枚です。
刺さらない対面は基本無いので、タイミングを見極めて使えるようになればとても頼もしいカードになること間違いなしです。

・フトゥー博士のシナリオ 1
かがやくリザードンスタートやビーダルを縛られた際に役に立ちます。非ルールやミラーなどリザードンをワンパンされない対面にも有効に働きます。崩れたスタジアムと組み合わせて非ルールのみの盤面にできたりネオラントを使いまわせたりと器用な1枚です。


不採用カード
ポケモン
・ジラーチ
ロストマインで複数枚取りされないようにベンチ展開を気をつければ、ミストエネルギーも込みでギリギリケアが効くと思ったので不採用にしました。
当日はロスト軸に5回当たりましたが全部勝てたので良かったです。

・リザード(HP100もしくはヒートタックル)
枠の都合で2枚目は採用できませんでしたが、ロストマインやデヴォリューションをケアできるので、採用してもフレアヴェールの2枚目が優先かなと思います。

・ロトムV2枚目
サイド落ちしなければ問題ない点(盤面への出しやすさは変わりますが)とピジョットへの進化しやすさからネオラントに枠を譲ることにしました。ネオラントとビーダルのおかげもあって、サイド落ちしていてもそこまで問題なかったです。

・ハバタクカミ
ロストやテツノイバラ対策として採用を検討しましたが、ロストはスタンプとビワで見ることにし、テツノイバラはシェア率が低いので当たったら割り切ることにしました。(1敗)
シェア率が低いデッキに対するメタカードの採用は、デッキパワーを落とすことになるので慎重に採用を検討しましょう。


トレーナーズ
・ACE SPEC(プライムキャッチャー、ヒーローマント、マキシマムベルト)
アンフェアスタンプを優先したため採用できませんでしたが、どれも強力なので自分のプレイスタイルやデッキ構築に合わせて1番しっくりくるものを選びましょう。

・ワザマシン デヴォリューション
ミラーを厚く見て一時期採用していましたが、プレイでなんとかなるため不採用にできました。
自分がミストエネルギーを採用しているのに一方的に刺さると思っているのもなんか違うなとなりました。

・こだわりベルト、げんきのハチマキ
枠の都合で採用できませんでした。
61枚目はげんきのハチマキかなと思っています。
ヒートタックル+バーニングダークでルギアVやパオジアンexを倒せることや、相手のサイド3枚の時HP280のexやVSTARを倒せるのは強力です。
また190ダメージ出せるようになるので、サイドを取ってこないコントロール対面のロトムVを倒せるのも魅力的です。

・シンオウ神殿
あってもなくてもルギア対面は変わらない気がしたので採用しませんでした。

他に不採用となってるカードで気になるものがありましたら気軽に質問してください。


対戦で意識していること

まず各対面で考えることの前に、全ての対戦に共通して意識していることが2つあります。
1つはサイド落ち確認です。
自分はポケモンカードの対戦において
「いかに上手にプランを立ててられるか」「また、それを遂行できるか」
がとても重要だと考えています。
サイド落ち確認は前者と密接に関係しています。
事前の計画通りゲームを進めていったが、プランに絡むカードが落ちていた負けた…
こんな経験をした方も少なからずいらっしゃると思います。
自分も最初はそうだったのですが、サイドに何が落ちているかを把握できるように努めてからは、最初にたてたプランから別のプランに切り替えられるようになり、勝率が上がりました。

もう1つはコミュニケーションです。
これはもう言わずもがなですが、対戦は1人だけでは成立しません。お互いが気持ちよく対戦できるように、対戦前後の挨拶やはっきりとしたワザ宣言をするよう心がけています。今回のCLは握手が復活して激アツでした(ゲキアチゲータ)


それでは以下に各対面で意識していることを簡単にですが書いていきます。

・リザードン
ピジョットを最優先で準備しましょう。あとはもうアドリブです。
基本的にどのカードも活躍できるので、ハイパーボールのコストはよく考えないと終盤困りがちです。
ロトムを倒せる状態でもそこまで優先順位が高くないので、アタッカーやシステムを狙っていくのが基本的に良いです。
デヴォリューションケアでピジョットにミストエネつけがち。(ミラーあるある)

・ロスバレ
サイドが離されないように食らいついていき、相手の手札が多いときや、次にミラージュゲート使われそうだなと思ったらビワを使います。
可能であれば極力手札干渉をしていきたいです。
ポッポとヒトカゲしかいない時、ポッポにエネルギーをつけておけば、ヒトカゲを倒されてもピジョットでウッウを倒せるので覚えておくと良いです。

・ロスギラ
ギラティナを先に攻撃して、1体でサイドを4枚とられないように立ち回りましょう。安易にかがリザを出すと縛られてロストマインされてしまいますので気をつけてください。

・サーナイト
相手が準備しきる前にどんどん攻撃していきます。ピジョットを取られても何とかなるようにビーダルも準備したいです。ロストスイーパーがサイドを取る手段になるので大事にします。攻撃するリザードンにミストエネをつけてあげるとメモリースキップやゴーストアイをケアできます。
ミミッキュが出てきたら手帳込みでたくさんボスを撃つのでコストにしない方が良いです。

・ルギア
2ターン目アッセンブルされないように祈ります。
早めに崩れたスタジアムを置いて相手の行動を制限したいです。チラチーノ以外はリザードンやピジョットをワンパンできないので、チラチーノを優先的に倒していきたいです。


当日のマッチアップ

うろ覚えな部分が多々あるので間違っていたらすみません。

DAY1
1.タケルライコex/スナノケガワex 〇
先攻でヒトカゲとロトムしか準備できなかったため、後1で攻撃されたらやばかったです。
2ターン目から展開し、相手にサイド1取らせてからサイドを2-2-2で詰めて勝ちました。

2.ロスギラ 〇
先攻でしたがビッパ単騎で返すことになり絶望。
アクロマ撃たれさらに絶望。
しかしおとぼけスピットは撃たれず耐えました。
ギラティナを先に触れたので勝てました。

3.ロスバレ 〇
相手がガチグマexでスタートしたため勝てました。
みなぎるせんこうの、レントラーが厚めに採用されておりましたがスタンプが刺さりなんとか。

4.サーナイト 〇
ネオラントスタートしてしまいましたがそこまで関係ない対面で耐え。
ボス連打でキルリアとサーナイトを枯らせたので勝てました。

5.ピジョリザ 〇
仲いい知り合いとマッチング。
相手は先攻でボールが無く、自分はサポートがあったのでアドバンテージ差が開いて勝ちました。先後逆だったらどう転んだかわからなかったです。

6.ロスバレ 〇
先2でサイドを取られましたが、後1でポッポにエネルギーをつけておいたおかげでスタンプを絡めながらピジョットでウッウを倒すことができました。
返しに要求が揃わず攻撃されなかったため、そこからビワやナンジャモで荒らして勝ちました。

7.サーナイト 〇
ボスが1枚サイドに落ちてましたが、ミミッキュが出てくる前にサイドが1枚取れたのと、2枚目のサイドからボスを拾えたのでラッキーでした。
ともだちてちょうでボス2枚戻して攻撃したら投了いただきました。

8.ビーダルリザ 〇
先2でビーダル1体とリザードンをたてて攻撃してきたので、返しにスタンプ+カウンターキャッチャーでビーダルを倒しました。
相手の動きが止まったので勝ちました。

9.ピジョリザ 〇
相手が事故っていましたが、焦らず丁寧に盤面を作って勝ちました。

ほぼ運勝ちですがDAY1を9-0の全勝で抜けられたのでめっちゃ嬉しかったです。
構築に自信が持てたので、DAY2も迷うことなくこのまま出ることに決めました。

DAY2
1.ルギア 〇(配信卓)
かがリザスタートしてしまい最悪でしたが、相手がルギアでギリ耐え。
初手に炎エネがあったので後2かえんばくも視野に入れてましたが、まさか本当に5エネつけてかえんばく撃つとは思っていませんでした笑
アッセンブルされ攻撃された後、返しにアンフェアスタンプ撃ちながらギフトエネルギーがついたチラーミィを倒しました。ルギアの手札が増えても別に困らないしエネがついているアタッカーを倒したほうが強いかなーと思ったのでスタンプのターンはアーケオスではなくチラーミィを倒したんだと思います。(あんま覚えてない)
最後ガチグマでてきたらやばいなーと思いましたが崩れたスタジアムもあり、出てこなかったのでよかったです。
後1で封印石を持ってきたのにスイーパーをケアしてつけなかったのは自分でもナイスだと思いました笑

2.サーナイト 〇
ミストエネついたピジョットで攻撃し続けることができたので勝てました。

3.テツノイバラ単 ×(配信卓)
切っていたマッチであたりまえに負けました。
練習不足なのと集中が切れプレミしまくってたのは反省です。

4.カビゴンLO ×
残りサイド1枚までこぎつけましたが詰んでしまったため投了しました。
不利対面に当たるとプレミしがちなので精進します。

5.古代バレット 〇
ビワですごいつりざおをトラッシュでき、最後アタッカーを用意されず勝てました。
対戦相手がとてもいい方で、アナログTCGの良さを実感しました。


予選が全試合終了し、12-2の5位で決勝トーナメントへ。
不利対面以外には全勝できていることで自信がつき、これは優勝できるとこの時点で確信しました笑


決勝トナメ
1.ロスバレ 〇
展開が悪く、途中でリザードンとピジョットのみの苦しい盤面になりましたがスタンプがうまく刺さり逆転することができました。
ベンチのテツノイバラexを意識したマッハサーチをできたのが勝ちにつながったと思います。

2.ロスギラ 〇
先2からウッウでサイドを取られましたが、ピジョットとリザードンに進化できたのでなんとかなりました。
残りサイド2枚の時にテツノイサハexではなく唐突なガチグマによりリザードンexを倒され、ヒトカゲとリザードンがいない盤面になってしまいました。
かがリザはいましたが、ここで焦らずにサイド1ナンジャモしてヒトカゲを置き、殴らないで番を返したところ、手札2枚だけなので要求を越えられずにすみ、アメ+リザでガチグマ倒して勝てました。
スタンプの返しにアクロマ撃たれたり、ツツジの返しにツツジされたりお互い回ったギリギリの試合でした。

準決勝.ピジョリザ ○(サブ配信)
先攻取れて引き直しもらえてアメピジョアメリザボスが揃ってポッポを倒せたので勝てました。

決勝.ピジョリザ ○(配信)
先攻取れてポフィン2枚使えてそくせきじゅうでんできてアメピジョアメリザボスが揃ってポッポを倒せたので勝てました。


当日のマッチと内容を振り返ってみましたが、本当にずっと運が良かったです笑
また対戦していただいた方々も良い人たちばかりで、みなさんと熱い戦いができとても嬉しい気持ちでいっぱいです。
また機会がありましたら対戦よろしくお願いいたします。


おわりに

今回は日頃の練習と当日の運が噛み合い、昔からの目標である「CL優勝」を達成することができました。
これもひとえに日頃から関わってくださった皆さんのおかげです。
特に毎日練習してくれてたおまつさんとキンタニ、仲良くしてくれてるA窓のみんな、一門時代から特にお世話になってるれーみんさん、ピジョリザのプレイを1番教えてくれた微粒さん、本当にありがとうございました!

また応援してくださったみなさんも、本当にありがとうございました、とっても励みになりました!
優勝した後も多くの方々から祝福メッセージをいただき、とても嬉しいです。
みなさん、本当にありがとうございます!!


今後も新たな目標に向かって精進していきます。
また応援していただけますと嬉しいです。


Xアカウント(@Iy0cK)やnoteのフォロー、本記事にスキしてくれたりXでリポストして感想いただけたりするともっと嬉しいです笑


それではみなさん、良きポケカライフを〜



おまけ


頑張って書いたのでお祝いや応援してくれる方は、WCSへの渡航費に充てさせていただきますので、ぜひご購入をよろしくお願いします👍

おまけといってはなんですが、購入してくれた方には、社会人である自分がどんな環境でどんな練習をしてCLに臨んでいるかなど書いたので参考になったら嬉しいです。

ここから先は

1,156字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?