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ミルクの変身

突然ですがクイズです。

これは何をつくっているところでしょう?

ヒント:ミルクショップの表で作っています

こたえは…パニール!
インドのカッテージチーズのようなものです。

リシケシでお散歩をしていたら、たまたま通りがかったミルクショップ(ミルク・乳製品屋さん。デイリーショップと呼ばれることが多い)で見かけた風景。

パニールをつくるには、まず、温めたミルクにレモンなど酸性のものを加えて混ぜます。そして出てきた塊をまとめて布等に入れ、重しをして水分を取り除き、固めていきます。
なんとも大きな青い樽。樽の中に水を入れて重しにされていました。

自分自身がパニールを家で手作りしたときの記憶と重なり、
もしかして…とワクワクしながら聞いてみました。

「これ、パニールつくってるんですか?」
“そうや!”と。
(やっぱりー!なんだか嬉しい。)

「何キロぐらい?」
“4キロぐらいかな~”
(4キロかぁ。1リットルのミルクからできるパニールは、ほんの手のひらサイズ。いったい何リットルのミルクが使われているんだろう…)

リシケシはヨガの聖地としても有名で、レストランもベジタリアン料理のみのところが多いです。たんぱく源の中心となるミルクと豆。きっと重宝されているのでしょう。

ミルクショップのヒンディ語を読んでみよう

看板を眺めてみると、パニールのほかにも、色々なものが書かれています。

右手のホワイトボードに、乳製品の名前がずらり。

ホワイトボードに赤い文字で、乳製品の名前たち

解読してみましょう^^
上から順に…

看板にある文字、読み方、意味を表にしてみました。(ローカルな看板が読めるのは外国語学習の楽しみのひとつかもしれません)


乳製品だけで、こんなにバリエーション豊かなのがおもしろい!ミルクって色んなものに変身できるんだなぁ。
ヨーグルトは、おうちで手作りしている人もよく見ます。(日本でも手作りされている方、いらっしゃいますね^^ 私も、ときどき作ります。)
Mavaはクルフィというアイスや、ラブリと呼ばれるスイーツなど色んなおやつの材料に。インドの甘いものはミルク、おさとう、ナッツでできたものが多い印象があります。

ちなみに、デリーに住んでいた時、豆腐は「soya bean paneer」と呼ばれていました。大豆のパニール。確かに形が似ている。クセのないさっぱりした味も、豆腐とパニールの共通点のように感じます。食感は一般的には、パニールのほうがしっかり固まっているかな。

パニールをつくってみる?ヒンディ語を学んでみる?


パニールは日本ではあまり売っているのを見かけないですが、ご自宅でも作ることができます^^
固め具合によって、ふわふわムースのような食感にも、しっかり固めにもなるパニール。自分だけのオリジナル、お好みの固さで作ってみてください。
(レシピ記事は別途書きます~)

インドに行くのなら、少しでもヒンディ語を学んでみるのがおすすめ。どの国に行くにしても現地語をかじってから行くと、発見が多くなると思います。インド料理屋さんのごはんも、野菜など材料の名前を覚えると、なるほど!と思いながらメニューを見るのが楽しくなります^^

◆初めてヒンディ語を学ぶ方のための講座を開いています。
ヒンディ語が少しでも分かると、インド料理の理解が深まったり、インド・ネパール料理屋さんとお話ができて楽しいですよ♪

◆料理は五感を使った瞑想。同じく瞑想がやってくることを感じられる、ヨガのレッスンを行っています。初心者さん、肩の硬い方にもおすすめな、質問タイム多めのレッスンです^^

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