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【連載小説とあとがきとエッセイの勉強中】恋愛ファンタジー小説:気づいたら自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(47)+あとがき+エッセイの勉強中

前話

 私達は巨大な庭園を通り越して宮殿に入る。お母様の部屋の前で待つ。懐かしい、お母様の部屋。一時、ここで一緒に寝泊まりしていた。思慕が不意に沸き起こる。出てきたお母様が私ににっこり笑いかける。
「母心でもつきましたか?」
 お母様は図星の私の頭を軽く引き寄せ抱きしめる。
「あなたもいずれ母となるのですよ。今のうちに母に甘えなさい」
「お母様……」
 私とお母様のラブシーンに嫉妬したのかウルガーがせっついてくる。
「それで、水晶の……」
「これですよ。ウルガーにとってはお祖母様の遺品ね」
 お母様の目尻が下がっている。そのペンダントを下さった方はお母様を慈しんでいたのだろう。海よりも深く、山よりも高く。
「それをウルガー王太子様へ」
 大神官様が言う。
「子が出来た時点で次の後継者となる。王妃殿下はもう長ではない。ウルガー様のものになる。さぁ、掌に載せてご覧なさい」
 ウルガーが恐る恐る受けとって手のひらに載せる。黒い光があふれる。と、同時に大神官様が何かを唱えて、水晶は杖となった。黒い、照りの入ったまるで黒曜石のような杖。
「光と闇の杖、一対揃ってはじめて物語師は一族となる。相反するといって背中を向けて物語師は成り立たぬ。混沌こそが……」
「無意識。夢、ね」
 大神官様の言葉を取って私が言う。いかにも、と大神官様が肯く。
「双方の守護についているものよ。出て参れ。こそこそ盗み見するでない!」
 大神官様の言葉に呆気に取られて見ていると、白い野獣と黒い野獣がでてきた。
「ゼルマ姫。杖を。姿を念じるだけで出せるはずじゃ」
 目を少し閉じて先ほどの輝かしい杖を思う。掌の水晶は杖と変わっていた。
「二本の杖が揃いし時、世界は始まる。新たな世界が。それを見届けよ。守護の者達」
 犬のような声で獣が応える。可愛いところもあるのね。そっと、手を伸ばす。頭を撫でると猫みたいにぐるぐる喉を鳴らす。
「もこもこして可愛いー」
「姫、おふざけは行かんぞ。守護のものに勝手に触ることは許されておらぬ」
「でも、この子達随分寂しい思いをしてきたみたいよ。愛情に飢えてるもの。ほら。ウルガーもそっちの子撫でてあげたら?」
「そうだな。こう見ると可愛い顔でもある」
 二人してなでなでをしているとタピオ達がうずうずしているのがわかる。
「タピオ達は、また今度ね。この子達は私とウルガーしか触れないみたいだから」
 ええー! とあからさまに抗議の声が響く。
「大お母様が犬を飼ってあげますからそれで我慢なさい」
「え。大お母様いいの?」
 無理を言ったのでは、とクルヴァが心配する。
「ちょうど、子犬の親を探している貴婦人がいるのですよ。その方から頂きましょう」
「嬉しい」
 最近、動作が大人っぽくなってきたクルヴァは静かに喜びをかみしめる。タピオは体全身で喜びを伝える。
「ホントに双子なの?」
「のはずなんだがな」
 肩をすくめてウルガーが言う。守護の獣はいつの間にか消えていた。
「あら」
「納得したようじゃな。また可愛がって欲しければ出てくる」
「そう言うものですか」
「そう言うものだ」
 なんだかどこかの宗教のような問答を繰り返す私と大神官様を不思議そうに見る弟達だった。


あとがき+エッセイの勉強中
阪神負けたー。明日こそ。三連敗は嫌だ。結局伝統の一戦を放り出すつもりで言ってたのに二時までもいられず、帰ってきてスマホから飛ばして見てました。私の物語には猫やら犬やらがよく出ます。脇役としていい役者です。人だけだと殺伐するけれど、動物がでることでほっこりとする。しかし、春霞という季語で土曜の夜シリーズをしようとネタをいじっていたのに、コロッと忘れてしまい、思い出せなくなりました。なんだか女性が酔っ払ってたみたいなんですが。久しぶり人Barが出てくる予定が……。思い出すようにします。野球、明日もデイゲームでしょうか。まだ、日程を確認してない。足が痛むわ、水中毒になってるわ、血糖高くなってやばいわ、やりたい放題は命縮めてました。そして眠れない。ポケモンスリープいれて十一時半には寝るつもりですが、緑茶やらコーヒーを飲んでるのでさてはて寝れるか。母も帰ってきて、私のやりたい放題にあきれてました。早速お叱りが。生牡蠣食べたそうですが、焼きガキがおいしかったそう。興味ないのでうらやましいもなにもないです。行きたかったら一人で行きます。やっとアサリが食べられるようになった程度ですのであんな大きな貝食べれるわけがない。パンケーキとかスイーツは憧れますが、もう、妹は私と話す気もないらしいのでほっときます。謝罪しないとこちらも一緒に行動するつもりないですから。父が死んだ当日に言ったあの言葉を撤回しろと言ってあります。母が亡くなればタクシーで葬儀の打ち合わせに行きます。妹の車には一切乗るつもりありません。墓参りもいかないし。行くときは母とか一人で。絶縁したつもりです。スマホも変えたらしいので家族割りもほしくないし、勝手にしなさい、です。二度と同じ空間に立ちたくないですね。と愚痴はともあれ、なんとか訳あり更新できます。もう、終業時間です。なんやかんやと寝る時刻。ピカチュウとおねむします。なぜかあの入眠音楽で眠れるんです。日付は越えるけれど。さてピカチュウたちの晩ご飯を作って用意します。ここまで読んでくださってありがとうございました。明日は愚痴らないようにします。

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