愛は怖い、好きは凶器
「好き」はひとを狂わせる。
「好きだから殺した」
というのは、その昔もあったね。
程度の大小はあれど、
いつだって「好き」はひとを狂わせる。
わたしだって、どこかが狂ってる。
愛ゆえに殺すひとは少ないから、殺したひとのことを「狂ってる」と言うけれど、ほんとはみんなどこかが狂ってる。
何一つ狂ってないひとなんていない。
「憎しみも、元を辿れば愛だった」と言うけれど、愛や愛からくる憎しみは、
間違いなく少しずつわたしたちの歯車をずらしていく。そして何かが狂いだすんだ。
愛は本来怖いものだ。
そして「好き」は時折凶器になる。
それでも人間は「好き」という感情を
手放すことなんてできないんだ。だからみんなが思い思いに何かに好きのベクトルを向ける。そしてその結果何かが起こる。
きっと、誰もがハッピーになれる愛なんて、この世には存在しないんだろう。
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