マガジンのカバー画像

34
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

寂しい

さみしいねさみしいね
一緒にいる人がいたって、さみしいね
不完全なわたしは埋められないねあなたには
埋められる人は最初から遠くにいたんだっけ

わたしは愛されない

どうしたらいい
見捨てられ不安
私をみんな見ない
わたしは愛されたい
わたしは愛されたい
昔から万人に愛されたいのに
真逆なんだ
お前は要らないんだ
些末な存在なんだ
声が届かず無視され
ただ付いて回るだけの
そしてすがり付くだけの
それはそれは鬱陶しく
邪険にされる存在

自嘲

自嘲

愛の唄の深淵を聴いたよ
とっぷりと浸かった海の深遠
さざめき蠢き 意識が芽生えた時
私は二人ではなくて
この星では
デフォルトが一人なので
一人で歩かなければならなかった
嘘つき偽り 薄っぺらな言葉を並べ立てて
連なっている人達も居た
私はみんなのようには上手く出来なかったので
透明な鱗を見ていた
親指と人差し指の間にダイヤの形
私にはこれがあるから大丈夫
そこには、そこには何も無いのに
夜の海で

もっとみる
愛されなくて当然のありのままの私

愛されなくて当然のありのままの私

ある一言で瓦解した私は。
今まで必死にぼろぼろの身体で積み上げていたものが一気に崩れ去ってしまった。
あとにはなにもない、なにもない。
何者でもない私。
お母さんの残した宝石は私が死んだらどうなるんだろう。
悔しい。あの人に勝ちたい。
でもあの人には認識すらされていないだろう。
ただのモブ。
どうして。
どうしても、私にはなにもなくて。
ああ見透かされていたんだ。
あなたにはなにもないよねって

もっとみる