2022/05/29

 ちょっとずつでも触れた作品について思ったこと、感じたことを残すぞということで。申し訳程度のアウトプットというわけですね。

 新作映画のネタバレは頑張って避けました。その他はネタバレあり前提で。

映画

シン・ウルトラマン

 初っ端のタイトルロゴのくだりから引き込まれ、次々と出てくる迫力ある映像が印象的だった。テンポも良くはじめてのウルトラマンでも十分に観やすいと感じた。エンディングへの流れも好き。後、やはり米津玄師は信用できる。
 ただ一見不要だと感じる演出もあるにはあった。謎の見難いドアップだったり。別作品のオマージュなのか?
 なんにせよ、他のウルトラマンシリーズにも触れたくなった。

少年

 家族に対してや罪に対しての反感があったとしても、子どもであるということで逃れられない現実に無力感。「不安定な家族」という現実と「宇宙人」という架空。
 旅館でのしつこいくらいの疎外感ある演出が印象的で辛かった。

mid90s

 変に背伸びをして大人になろうとする、誰だって(大なり小なり)経験するのではないだろうか。楽しい生活を過ごしている人達には実は裏側があって、家族を鬱陶しいと思っているスティーヴィーは周りから大切にされている。
 スティーヴィーも、先輩ズも、アニキも、みんなクソガキで不器用で魅力的だった。EDへの入りも、冒頭から夢を追いかけていた彼の映像で終わるのが良かった。

 ……個人的には好きな曲(93 ’til Infinity)が流れて爆上がり。

ラブ&ポップ

 当たり前っちゃ当たり前だけれど、色々エヴァっぽいなぁと感じる。明らかなエヴァ要素もあるし。
カメラワークが独特すぎるが故に観にくさも半端ないけど好きだ。キモい。そこがいい。
 実際にリアル90年代後半を覗いているように感じた。例えるならそう、太古の2ちゃんねるスレッドのまとめを見ているような。これは現実と虚構、一体どっちなんだ……。

アニメ

スパイファミリー

 子どもの可愛い部分とムカつく部分(言い方が悪い)がいい配分。それに親が振り回されている感じも割とリアルで面白い。初めは任務のため、世間体のために親子関係、夫婦関係となったにも関わらず、いつの間にか全員が家族として信頼し合う様子が描かれていて微笑ましい。
 実は原作は既読済みだが、毎回楽しみで仕方ないアニメだ。

夏目友人帳

 1stシーズン再視聴。
 至る所に散りばめられている祖母の痕跡を追うだけでなく、自らが家族、友人、そして妖怪と関わっていくうちに成長していく。優しい夏目の周りに優しい人達、優しい妖怪たちが居てくれて本当に嬉しい(特に夏目の過去話を見た後だと)。
 ニャンコ先生の出っ尻が素晴らしいこともあり、何度も見たくなる大切な作品。そろそろ漫画も読みたい。

漫画

四丁目の夕日

・初読

 例の「ガロ」とかいう問題雑誌に触れたいという軽い気持ちで読んだ。
 主人公がひたすらに不幸に見舞われ、ラストにはもはや気の毒だとすら思わなくなってしまった。まさに不幸中の幸いを更新し続ける彼の今後の人生とは、と言った感じだ。オイ山野先生、いい感じに締めてんじゃないよ。
 発狂殺人のシーンに至っては、もう不幸ってレベルですらなくて生に対する美しささえも感じられた。
「ガロ」という漫画雑誌を代表する作品として素直に楽しめたと思う。しかしまあ、もう二度と読まない。

・再読

 絶対に読むかと思いつつもなぜか読みたくなった。この短期間に。
 やはり吹っ切れの頂点的行動がどうしても美しく映る。狂ってしまい、真っ黒な精神状態の中で無関係の人を巻き込んだアレは、今まで人生に対して必死に、真摯に抗ってきた彼が全てを投げ出した(投げ出す以外に道はなかった)結果なのだ。現実では絶対に許されないことだけれど、漫画の中くらいはそう思っても問題ないだろう。とにかく、異常で謎に惹かれる作品であることには違いない。
「三丁目の夕日」と間違えてこれを読んでしまった人もいるらしい。気の毒すぎるだろ。
 最後に一つ言えることとして、もう絶対に、絶対に読まない。

おわりに

 またある程度溜まったら公開するかもしれません。それでは。

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