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2022年ベストアルバム8選

 いつものアレです。年間ベストアルバムという名の、在宅勤務中によく聴いたアルバムを並べただけのやつ。あと並びは順位とかではないです。

Oso Oso「sore thumb」

 いや〜2022年はOso Osoと出会うための年でしたね。私はアルバム1曲目でグッと掴まれて好きになることが多いのですが、本作はまさにそれでした。
 このアルバム制作前にバンドに色々な出来事があったということをチラッと聞きましたが、全然知らないため省略。気になったら調べてください。
 前述の通り1曲目「computer exploder」もすごく好きなのですが、ベストトラックは別の曲で。哀愁漂っていてブイブイです。

ベストトラック: describe you

Arctic Monkeys「The Car」

 お待たせしましたArctic Monkeysの新譜。
 年齢が上がるにつれて激しめのロック聴くのも結構時と場合を選ぶようになってきたため、過去のアルバムと比較してもこのアルバム(というか最近のAMの音楽性)は最高&最高です。終始揺蕩うように流れていって、すげー気持ちがいい。長風呂する時にもよく聴きます。ぜひお風呂場で横揺れしているオタクを想像してみてくださいね。
 2023年の来日公演も行きたいけれど、大阪は水曜だしキャパもせませまという……。一応申し込みはしてみようかな。

ベストトラック: Body Paint

明日の叙景「アイランド」

 激しめの音楽はしんどいという話をした後に国産ブラックメタルバンド、明日の叙景の新譜ですよ。今作は配信シングルの段階からあまりに満足度が高くて楽しみにしていましたが、想像以上に良かったです。ブラックメタル特有の冷たさを感じない、言うなれば日本の原風景のような温かさを含んだアルバムだと思います。あとジャケットが可愛いので良い。

ベストトラック: キメラ

MN-logic24「アキコイシ」

 すいません、東方アレンジも入れさせてください。ベストアルバムぶりのMN-logic24の新譜。しかも完全新作。
 東方Projectは四季それぞれに該当する楽曲があって、割とこういった季節的なアルバムが多いと思うのですが、いやもう『アキコイシ』は耳馴染みが素晴らしかった。mineko姉さんの声は国宝。

ベストトラック: Misora

El mejor verano de mi vida「El mejor verano de mi vida」

 カッスカスな録音環境で、何言ってるのかよくわからないボーカルなのに何故か惹かれるバンドっていますよね。El mejor verano de mi vidaがそれでした。デビューEPなのかどうかとか、バンド名の読み方とか何も知らないけれど、これを聴きながら頭振りまくるのが最高です。多分このnoteを見る人は大体好きだと思う。みんなで頭振ろう。

ベストトラック: Emo Mid Windows

マドロスMERCURY「Tendencies」

 私が推しているVaporwave系アーティスト、マドロスMERCURYのニューアルバム。ジャケットとの関連性がイマイチわからないけれど、音楽自体はいや〜これこれ、ちょうどこれが聴きたかったんだよ! と手を叩きながら涙を流すくらい気に入っています。主に仕事中に聴いていますが、ゆったりめなビートと曲のテンポ感が仕事の効率を確実に上げてくれていて、今後もお世話になるかと思います。
 個人的には、彼の過去作『Ocean Beach Mall』と似たものを感じました。このジャンル自体はそれほど詳しいわけではないですが、MallsoftというよりもHotelsoftみたいな感じです。なんだそれは。過去作と比べると今回はさらに聴きやすいというか、本当に永遠に聴いていられますね。大抵、一度再生すれば数回リピートしちゃいます。
 来年にもアルバムのリリースが決まっているため、今後も楽しみです。

ベストトラック: At Night

Kot Kot「i pni」

 Bandcampでたまたま聴き、某レコード屋さんでたまたま見つけたLPを購入した謎のアーティストKot Kotによる実験的なアルバムです。
 童話の世界に迷い込んだような、ワクワク感と少しの不安が付き纏う雰囲気。なんだか一度入ってしまうと、もう二度と元の世界には戻れないような。グリム童話の怖い一面を知ってしまいもう純粋な目で見ることができないあの感じがあったりします。わかりにくい。
 個人的にはWunderのセルフタイトルアルバムとなんとなく似ているかなと感じました。
 結構偶然が重なってLP購入まで至ったため、ほんの少しだけ特別視しているアルバムです。

ベストトラック: Begut Nashi Dni

THE 1975「Being Funny In A Foreign Language」

 やっぱこれですね。THE 1975は毎回期待を裏切らない。それどころか上回ってくる。今回珍しく尺が50分以内に収まっていて割とささっと聴けるイメージなのですが、それが逆に心地よくてずっと聴いてしまう。
 なんとなくTHE 1975は夜のイメージが強く、寝起きで聴いたりとかはこれまであまりなかったかな〜という感じですが、今回のアルバムは朝聴くことが多いです。全体的に愛に溢れていて、多分聴けば聴くほど好きになるんだろうなと。
 lastfm調べだと、今年一番聴いたアルバムですね。
 2023年のライブチケットは購入済みなので全力で楽しみますよ!

ベストトラック: I'm In Love With You

おわりに

 毎年最高なアルバムがリリースされて、すげー嬉しいです。
 聴き込みが足りていないと思ったためここでは挙げていませんが、warbearの新譜『Patch』とかすごく良かった。Galileo Galileiが復活すると聞いて嬉しさよりも「え? BBHFとwarbearはどうするの?」みたいな疑問がすぐ浮かんだくらいには良かった(同時に活動するみたいで安心……)。
 他には、Ivy to Fraudulent Gameの『Singin' in the NOW』が良かったですね。段々と尖りが抜けてきて、ポップになっているという印象のバンドでしたが、今回はかなり振り切っているように思います。「オートクチュール」のだり〜ことは多いけどとりあえず今を生きようぜ的な歌詞が最高なンすよ……あとこのアルバムのリリースツアーがあまりにも良かった。また観たいと言えるライブをできるバンドは良い。
 海外勢だとLetting Up Despite Great Faultsの『IV』が良かったのですが、今年を通してあまり気分に乗らなかったため聴き込みが足りないです。もっと聴きたいところですね。
 他はBROCKHAMPTONのラストアルバムも年末近くにリリースされたのですがよく聴いています。毎回安定して聴けるからどのアルバムが一番好きとか決めにくいけれど、今回の2枚、特に『TIM』はかなりお気に入りになりそうな予感がしています。「MAN ON THE MOON」で毎晩踊っている。

 毎回年間ベスト書いた後で最高のアルバムを見つけるのであんま意味ないなーと思いつつも、音楽を通して一年間を振り返ることができるのでなんだかんだで毎年やってしまいますね。音楽は生活の一部。
 そういうわけで、2023年も良いアルバムが沢山リリースされますように!!

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