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2021年上半期ベストアルバム10選

 2021年も残り半分、というわけで特に良かったアルバム10枚です。今年も良盤が多くて悩む……。気持ちアンビエント・ニューエイジが多めかもしれない。

Joseph Shabason「The Fellowship」


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 カナダのサックス奏者Joseph Shabasonの3rdアルバム。優しいアンビエントミュージックで聴いていて心地よい。アルバムとしては今のところ今年一番の傑作だと感じています。


Elijah Knutsen「Pink Dream」


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 ポートランドのニューエイジ作家。bandcampのアンビエント特集で見つけたアーティストなんだけれど、間違いなく今年一番の収穫だった。新型ウイルス流行以前は当たり前だった都市の喧騒を、遠い過去を懐かしむように見ている感覚になる作品。


BROCKHAMPTON「ROADRUNNER: NEW LIGHT, NEW MACHINE」

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 アメリカン・ボーイバンドBROCKHAMPTONの6枚目のアルバム。前作「GINGER」から更にポップ寄りとなった今作、正直なところ、最初は一度聴いたら満足だなと思ってしまったけれど、その後も定期的に聴きたくなる中毒性に今でも支配されている。なんなら今では6枚のアルバムの中で一番好きかもしれない。


RHYE「Home」


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 カナダからはMichael MiloshによるプロジェクトRHYEの4枚目のアルバム。純粋に素晴らしいの一言。リリースしてからの数週間は無限にリピートしていました。ただ、例の告発の件を知ってしまってかなり複雑です。作品に罪はない、が……。


Harakiri for the Sky「Mære」


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  オーストリアのポストブラックメタルバンドの最新作。ポストブラックの神であり、私の神でもあるAlcestのNeigeが参加していることでも話題となったアルバムである。

Harakiri for the Sky、サイコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


RainyBlueBell「THREE STARS」


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 ニコニコ動画で人気の雨天決行, トップハムハット狂(彼に関しては一般層にもかなり人気だが), ill.bellの3人組ラップクルー、そんな彼らの3rdアルバムを私は誰よりも楽しみにしていた。私の青春。思い出補正はもちろんある。が、間違いなく良いアルバム。Track.14、星弦定理を初めて聴いたときの私の顔は誰にも見せることができないものであったということだけ、ここに記す。【追伸】ill.bell先生はソロ3rdアルバムを何卒、よろしくお願いいたします。


KID FRESINO「20, Stop it.」


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 日本のラッパー/トラックメイカーKID FRESINOの4枚目のアルバム。このアルバムは1月にリリースされたこともあり、特に何度も聴いた一枚だ。うーん特に言うことはない。良かった。


Free Dust「Woo'd Early」


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 シカゴ在住のMatthew Sageのアンビエントプロジェクト。シンプルでクセがなく、リスナーもアルバムの流れに身を任せるだけでいい。私自身、リリース当初は就職活動で心が驚くほど荒んでいたため、この安らぎが非常にありがたかったのを覚えている。いやはや、Past Inside the Presentはこれからも注目していきたいレーベルである。


odol「はためき」


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 日本のバンドodolの4thアルバム。今回挙げる10枚の中で一番付き合いが浅いアルバムでもある。個人的には「視線 - EP」に収録されている虹の端のRearrange(Track. 5)が嬉しかった。全体的に静かで、日本語の美しさを存分に味わうことができるところが良いな。Lyric Videoとの相性が抜群。

 全曲Lyric Video出しそうな雰囲気でワクワクしていますね。


The Notwist「Vertigo Days」


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 ドイツのインディーロックバンド、9枚目のフルアルバム。7年ぶりの新作ということでキャリアが長いということもわかりますが、いや、音が若い……。バンドの詳細を調べるまで20代のイカしてる兄ちゃんを思い浮かべていました。このアルバムを聴いた後に過去作も聴いてみましたが、かなり自由なバンド。私達若い世代も負けていられないなと感じます。Where You Find Me(Track. 4)、ニクいねぇ。


 他にもNOT WONK15MUSMogwaiなど素晴らしいアルバムが続々リリースされた上半期ですが、今回は特にしっくりきた10枚を選んでみました。どうぞ聴いてみてください、どれもめっちゃ良いです。
 2021年後半戦も張り切っていきましょう!

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