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買って良かったカメラ・レンズ2023

こんにちはAliceです♪
週末フォトグラファーである私のカレンダーは、競馬のレーシングカレンダーに準じていますので(笑)、有馬記念も終わり年末モードです。

有馬記念
武豊騎手とドウデュース
ルメール騎手とスターズオンアースを交わす瞬間

さて、タイトル通りカメラ・レンズの話をします。
カメラボディ・レンズを計3点取り上げますが、
・コスパが良かった
・コスパ度外視で良かった
に分類します。

・コスパが良かった機材

①Nikon Z9

Nikon Z9


新品最安値が70万円弱というカメラをコスパ良いとは何ごとか?と思う方も多いと思います。
ですが、下記2つの明確な理由があります。

理由その1.物理シャッターが無い『電子シャッター』

ミラーレス一眼の時代になってからも殆どのレンズ交換式カメラで『シャッター』が物理的に存在し、シャッター幕が高速で走る事で露光時間を調整しています。

ですがZ9には、このシャッターがありません。
電子シャッターのみです。

電子シャッターのデメリットは長くなるので省略しますが、そのデメリットをほぼ完全にクリアしているのはZ9のみです(2023年12月現在/中身はほぼ同一のZ8も含む)。

逆に電子シャッターのメリットは数多く、中でも最大のメリットは『シャッターの寿命が無い』点です。

物理シャッターがあるカメラは、近年のプロ機で40万回、ハイアマチュア機で20万回、ミドルクラス以下で10万回と言った『シャッターの寿命』があります。

どの個体も寿命が来たら壊れると決まっている訳ではありませんが、自動車の走行距離と同じようなものだと思って貰えれば良いです。

スポーツ撮影やウェディング・学校行事のような1日何千枚も撮影するような使い方をすると、あっという間にシャッターの寿命が訪れます!

極端な例で、1日1万枚シャッターを切る業務が月20日あれば、月20万回で2ヶ月で40万回!
新品80万円のプロ機が2ヶ月でシャッターの寿命を迎える事になります。

(シャッター耐久が20万回のカメラなら、1日5,000枚・月20日で同じく2ヶ月で寿命の計算です。)

シャッター交換には結構な費用がかかります。
当然プロ機の方が高額になります。

よって、物理シャッターがある事で、カメラを壊さなくてもランニングコストが馬鹿にならない訳です。

Z9でも、シャッター以外が壊れたら費用はかかりますが、『シャッター耐久を気にせず使い倒せる』という点で、他のカメラに対し圧倒的なコストパフォーマンスを誇ると思います。

理由その2.ライバル機種より新品価格が安い

Z9の競合機種と言えば、キヤノンEOS R3とソニーα1です。
どちらも最安値で78万円程と、Z9より約10万円高いです。

α1は約5,000万画素と約4,571万画素のZ9より1割ほど高画素ですが、縦位置グリップ一体型ではありませんし、バッテリーも下位機種と同じものです。

そして、R3は約2,400万画素と控えめのセンサーかつ、メーカー自身で『プロ機ではない、ハイアマチュア機だ』と謳っています。
(性能ではプロ機と言って良いと思いますけどね)

Z9にはシャッター機構が無い分、製造原価を下げる事が出来たのだと思いますが、それにしてもR3やα1より約10万円も安いのは『コスパ良い』と断言出来ます。

②Nikon F5

先日noteで記事にしたこちらはなんと、中古美品を3万円弱で入手できました!

Nikon F5

Nikon最後のフィルムカメラはF6で、こちらはその一つ前世代です。
ゴツい見た目の通り、ホンモノのプロ機です。
当時はプロ機なんて、ホンモノの職業カメラマンしか使わない『業務機』であり、猫も杓子もフラッグシップカメラを所有しているような現代とは違っていたと思います。

それが何と、今や3万円で購入出来てしまう…。
恐ろしい高コスパだと思います。

単三電池を8本入れフィルムを装填すれば、Fマウントレンズで普通に競馬でも何でも撮れてしまうし、シャッター音や剛性感の塊のようなボディの質感など、全てが素晴らしいです!

フィルムカメラに興味がある皆様にお勧めしたいです。

・コスパ度外視で良かった機材

AF-S Nikkor 500mm F/4E FL ED VR


大口径単焦点レンズは、コスパ度外視でしか買えません。
新品は実売100万円を超えます。
因みに私は中古美品を50万円台で手に入れました。

Nikon F5と作品撮り

前述のNikon Z9で書いたシャッター回数の話のように、現実的な撮影頻度で計算してみましょう。

私の場合、プライベートでの撮影は土日の週2日のみです。
仮にその全日程で1日50枚このレンズで撮影するとしましょう。
土日2日間で100枚で、1年は52週ありますから年5,200枚となります。
レンズが52万円で購入したとすると、1枚あたりのレンズ代は100円です。
10年続ければ、1枚あたり10円まで下がるわけです。

買う時はコスパ度外視ですが、長年使えばむしろ儲けモノではないでしょうか?

夕暮れ時の河原にて撮影


いかがでしたか?
この3つが2023年に買って良かったカメラ・レンズでした。
また2024年もお勧めの機材紹介や撮影技術解説をnoteに書きたいと思います。

noteを読んで下さる皆様、いつもありがとうございます。
また2024年も引き続き、よろしくお願い致します。


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ご一読ください。

https://note.com/alice_photolog/n/n3dc1cfc9bb14

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