映画鑑賞『ヒッチャー』

『ヒッチャー』

 1986年のアメリカ映画。監督:ロバート・ハーモン。撮影:ジョン・シール(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」)。

 ブルーレイ化に伴うリバイバル上映という事で、昨日、シネマート新宿で観てきました。(いや、もう、観客から一筋縄ではいかないような猛者感ハンパなかったw)

 C・トーマス・ハウエル演じる青年ジム・ハルジーが、高級車の長距離陸送のバイト中、ルトガー・ハウアー演じるヒッチハイカーを拾う所からはじまるサイコホラーロードムービー。

 いや、もうね、とにかく、ルトガー・ハウアーの存在感の強烈さ!

 殺人という行動以外、何の設定のないキャラなのに、めちゃくちゃ怖いし、美しいと感じるまでの在り様。

 今の俳優でいえば、マッツ・ミケルセンが近しいかも知れない。

 物語論的には、「自分の影との対決」とも観れ、中盤のあるシーン以降、それが強調されるのですが…たまらんです。『ブレードランナー』(1982)の際も、そういうキャラでしたね。

 カルトムービーと言える作品と思うのですが、今まで観ていなかったのは超反省。




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