生きづらい日本とチェキ事情とアイドルの運営費
電気代もガス代も高すぎだああああああ!!!
事務所=寮
の光熱費をどんだけ経費から出しても足りない!
足りない!!!!!
日本は大変生きづらくなりました。。。
チェキフィルムもドンキに入荷すれば2時間後くらいには売り切れ😇
Amazon・楽天は当時の1.5倍くらいの値段。
チェキに変わる特典会の内容を話し合うこと2時間しても結局いい案は思いつかず、、、
思いついたのは
「今、チェキに変わる写真が撮ったら出てくるやつ開発したら爆売れするんじゃない?」
という商品開発だけ笑
その時に少し話題にでたのは
写メ と チェキ
どっちの方が価値があるのか?
10年くらいこの業界に居座らせていただいている私的には、実は当初は写メの方がなんとなく価値が高い認識でした
なぜなら何個も複製も保存もできる写メの方が使用する自由度が高いじゃないですか?
ですが、、、、
最近海外に視野を向ける様になってから、海外では写真には値段がつかないというのを教わりました。
確かに、、、、
「Take a picture!」
ってアーティストさんと写真撮ったりしますもんね。最近、韓国のアイドルさんのYouTubeやTikTokを見ますが、ライブ中にスマホを出してない人の方が少ない💦
(なお、同じツアーでも日本では基本撮影禁止です)
もちろん、海外公演だからOKというわけではないそうで特に定めていないが正しいそうです。
それくらい海外は写真や動画を撮ることが当たり前なので、日本の様にアイドルとスマホで写真を撮ることにお金の価値はつかないのです。
そう考えると、物として手元に残るチェキ(チェキも写真ですが、チェキは物が出てくるのでその物=商品の料金という考え)の方が価値がある。
※あくまでここでの価値はお金を取れるか取れないかの話。写メだって価値はある!!
となると、現状日本にはチェキに変わるものは存在しないのです
ちなみに、私は写メよりチェキ派です!(あれ)
やっぱり手元にものが残るって嬉しいですよね✨
ただ、地下アイドル業界(主にメンズ)では写メの方がいいという声もよく聞きます!
これに関しては実は少しリサーチ不足なのですが
何人か聞いた話だと
○写メの方が加工ができる!
○チェキスキャンする時間が省ける!
○結局写メの方が綺麗
○チェキの様に溜まらないのでありがたい
○自撮りの方が距離が近い
ということだそう!
(他にもこういう理由があるよ〜って方いたら是非教えてください!)
確かに、、、オタクはものが多いといいますが
それにしてもチェキの量ってポケモンカードくらい溜まっていきますよね💦
足繁く通う女性のファンの方は10〜30枚を1日で撮るのが当たり前なのがメンズの地下アイドル現場なので、それが1ヶ月に20現場ともなれば、収納が大変💦
そりゃそうですよね、、
うちでこそ1ヶ月の現場数は10現場くらいですが、一年に当たった時しか会えないような地上のアイドルとは違って、少なくても週一はあえて撮影ができるわけなのです。
1ヶ月でポケモンカードのデッキ作れちゃいます!
そもそもチェキを作った富士フィルムもまさかこんなに売れるものだとは想像もしなかったかと思います。
なんなら大変失礼な言い方になりますが、スマートフォンであらかた綺麗な写真が撮れてしまい、カメラの一般需要が減っている中
富士フィルムはチェキがある限り一生困らないでしょう、、、。
やっぱりはやくinstant cameraという名前じゃないチェキを開発するべき!
(クラファンしてつくるか?)
ちなみに私は最新のチェキカメラより何世代か前のものが好きで、、、。
こちらを愛用しています。
ポイントはチェキが出てくるスピードが早い!
暗い現場でもちゃんと色を出してくれると言うところ!
あと丸っこくないので機会自体が他のに比べて薄い。
その後に出たINSTAX9〜11はどれもちょっと微妙で、、、。暗いとこだとぼやけるし、出てくるスピード遅いし、、、。無駄に丸っこくて厚みがある、、。
ただ最新の12はいいと言う噂なので実は少し気になってます!
カラーも時代に合わせてマカロンみたいな可愛い色合い!紫がほしい!!
まあ、まだ壊れてないので壊れたら検討しましょう、、、。
ただそんなチェキですが、フィルム枯渇問題が発生しているんですね、、。
需要と供給バランスが合ってない!!
富士フィルムもまさかかだったのでしょうが、にしても昨今のアイドル文化は始まったばかりではなく、、、もう5〜10年くらいは経ってるわけなのです。
作り過ぎてもいいくらいですよ、富士フィルムさん!!
ドン・キホーテに入荷すれば2時間で売り切れる。(情報が回るのが早い、、、)
ビックカメラは3個制限をかけつつも、入荷後決められた店舗に振り分けされるそうなので、どこに入るかはわからない。(大体大型店舗)
3年前くらいは
1箱20枚入り1450円程
ネットまとめ買いだと1箱1380円程
くらいで変えたものが、今は通常1580円程
ネットでは1箱2200円程の値上がり。
ネットの方が高い!!!
そら、枯渇して手に入らないんだからネットの価格も上がりますよね。にしても高い。
ドン・キホーテやビックカメラの入荷分を手に入れられれば1箱1580円程で買えるものが、Amazonや楽天では2200円程。。
ぼったくりだああああ!!!と言いたいところですがビジネスとはこう言うものですな。
と言うわけで、泣く泣く値上げをしてしまったんですね、、、。
もちろんチェキ1箱20枚入り2200円。
チェキ1枚撮影するのに1000円だと考えた時に、20枚全部売れたら20000円なわけです。
正直2200円→20000円になるわけなので、側から見たらなんの問題もないじゃん!17800円も儲けが出てるじゃん!と思って当然だと思います。
なんにしても販売をする時、物を制作して売るときには【原価】の【30%】が材料費と言われています。チェキは原価30%を下回っているので、本来ならばなんの問題もないのです。
ただ、そこに考えなければいけないのが【メンバーの取り分】になるのです。
1箱20枚入り 2200円
∟2200円÷20=110円
販売価格1000円-原価110円=890円
売上890円-メンバー取り分30%(販売価格の30%なので300円)=590円
運営費に入ってくるお金は1枚あたり590円となります。
これが高いのか安いのか、正直さっぱりだと思います。私もこの価格自体が販売業において、高いのか低いのかは正直わかりません。
ではアイドルを運営するのに月どれくらいかかるのか?事務所費を一旦省いて簡単にご説明します。
おそらく初めの方に書いた記事で、アイドルを作るのにいくら必要か?みたいなのにも書いたのですが、1ヶ月にかかる費用は大体こんなもん。
○ダンスレッスン 1回5000円〜10000円×4〜6回
○レッスンスタジオ 1回4800〜6800円×4〜6回
○新曲制作 1曲15000円〜100000円
○レコーディング&ミックス 1曲15000円〜100000円
○振り入れ 1曲30000円〜100000円
○宣伝費(チラシなどの制作) 500枚2500円〜3500円
○備品(印刷用紙・インク・スケッチブック・ペンなど) 20000円〜30000円
○人権費(スタッフ) 1人100000円〜200000円
こんな感じです。
かなり値段の幅があるものもあります。
楽曲制作やレコーディング、ミックスは本当に価格の正解がありません。
ちなみに、うちのグループは上記内の最低価格です。
なぜなら、レコーディングはメンバーが行っている為実質0円なのです。(ご飯奢ったりします)
レッスンスタジオも寮のリビングなのでかかりません。電気代くらい。
スタッフも私1人なので0円です!
え?はい、0円です!お金もらったことないです笑
もらえるほど売上ないですもん!!!!!!←
でもいいのです。私は人生において楽しさや経験を彼らからもらっているので、、、(いや本当に)
なのでぶっちゃけ、上記最低価格のうちの1ヶ月の運営費はこちらです。
○レッスン 月5回 25000円
○新曲 1曲15000円
○ミックス 1曲15000円
○振り入れ 1曲30000円
○宣伝費 3000円
○備品 30000円
○特例(寮なので光熱費負担) 30000円
【1ヶ月に必要な運営費 148000円】
と言うことになるんですね。
これを先程の純粋な事務所取り分の売上【590円】で割ると月に【250枚】は最低撮影をする必要があることになります。(うちが1ヶ月でジャストそれくらい)
正直な話をすると、4〜5年前のメンズ地下アイドル業界では余裕でした250枚。
なんなら1人の売り上げが1回あたり250枚なんて言うのもざらです。
ただ昨今のメンズ地下アイドルは二分しています。
4〜5年前と同じように1日1人が250枚売り上げるのがザラのグループ、1日に1人が10〜30枚くらいのグループ。
もちろんうちは後者です。
昔は1人のお客様が10〜20枚撮影をすると言う人が5〜10人いることが当たり前でした。
ふと客と呼ばれるコア層のお客様。
今はそれが1メンバーに付き、1人いるかいないかくらい。
コア層とライト層の幅が大きくなりました。
前にも書いたのですが、飛行機に置いてビジネスクラスがあるからエコノミーが作れるのと同じで、コア層のお客様がいらっしゃるからこそライト層が楽しめる。
これもまた同じだと思います。
応援してくださってる気持ちに優劣をつけたくはありませんし、つけるつもりもありません。
ただビジネスにおいて、当たり前の成り方であると言う話。
お金でなくても
毎回ライブの現場に足を運んでくださる方がいるからこそ、そのライブに出続けられる。
ライト層がたまーに遊びに来ることができる。
そもそも、コア層のお客様がいなければ、同じライブに出続けられることはありません。
昔のように、集客がなくても頑張ってる人たちをだしてあげたい!!なんてイベントは正直ありません。
それができるのは【ノルマ】があるイベントのみです。
集客がなければ誘われなくなる。
誘われても枠が埋まらなくて余っており、最後に仕方がなく声をかけられる。
そういう時代です。
今や音楽が好き、頑張ってる若者を応援したい!なんていう主催側の時代は終わりました。
それくらいどこも切羽詰まってるのです。
昔は【イベンター】と呼ばれるイベントを作るだけの方や会社が多くありました。
しかし昨今は【グループが主催をする】又は【イベンターが持ちグループがある】のどちらかがほとんどです。
【イベント】だけを純粋に作っている【イベンター】というのはほとんどいなくなってしまいました。
箱を借りてブッキングをしてチケットを販売しても、それだけでは売り上げが賄えない。またはほぼトントンで上りがないからでしょう。
私も何度か箱を借りて主催をしたことがありますが、チケット代で箱代を賄えること自体が珍しかったです。
賄えてもジャストで上がりは数千円がいいところ。
正直いろんな出演者様に連絡を取ってブッキングしたり、タイムテーブルを作ったりする労力を考えると数千円ではとてもやっていけません。
世知辛い。。。
こうなると何が正解なのか?
地下アイドル業界って稼げないの?
って思うかもしれませんが、結果的には4〜5年前ほどは稼げません!!
どんなに上の方の売れてる会社様でも4〜5年前の売り上げは出ません!(私のリサーチ的には)
なので期待してやるのはやめた方がいい。
そして、新曲でないなぁ、、新衣装出ないなぁ、、、遠征とかないのかなぁ、、と思った方は是非上の1ヶ月の運営費を考えてみてください笑
なんなら、うちのように寮兼事務所ではない限り、事務所の維持費もかかります。
地下アイドルの運営事務所って、地下アイドルしかいないところが半数以上なので、売り上げはぶっちゃけ物販のものしかありません。
その売り上げで事務所の維持費も賄わなければなりません。
そう、そもそも日本にお金がない物価だけ上がっていく一方な事に、みんな自由にお金を使えなくなってきている。
これがまず一つ。
と、同時に世の中の需要に対して、アイドルだけが増え続けてしまった。
これが二つ目。
そして今ではジャニーズをはじめ大手アイドルグループ、K-POP、昔はテレビか当たったライブでしか見れなかったものが、YouTubeや配信など昔よりも簡単に、そして家に居ながらでも見れるようになってしまった。
これが三つ目です。
そうなんです。
地下アイドルのいいところって、地上のアイドルよりも手軽に会いにいけて、手の届かない存在よりも身近に応援できて感想などを伝えられる、地上のアイドルよりも安く多くのライブがあるので、行ける時に行きやすいと言う点だったはずなのです。
そのため、ジャニオタ兼地下アイドルではここ!のように地上のアイドルと兼任する方が昔は多かったイメージがあります。
それが昨今は月に20本などのライブ回数となり、通わないといけなくなってしまった。
推しとたくさん話すためには積まないといけなくなってしまった。
よって、思ったよりも地上のアイドルより【お金のかかるアイドル】になってしまったのではないか?と思うのです。
もちろん、握手会に参加するためにCDを300枚1000枚買わないといけないなんていうK-POPの世界もありますが、手軽に応援できるはずだった地下アイドルが、いつの間にかお金がないと応援できないアイドルになってきているのでは?と最近感じます。
ジャニーズやK-POPのアイドルの方が、一回のライブ金額は高くても、地下アイドルの月に20本のライブが毎月ある事に比べたら、ツアー箇所を全部行ってようやく20公演くらいです。
推しのグッズを全部買っても、地下アイドルのチェキ1日分くらいです。(1日に30枚くらい撮る場合)
ツアーがない時はわざわざライブハウスに出向かなくても、自宅でYouTubeや配信という供給をしてくれます。
なんて優しい世界なんだ。。。。
そう、地下アイドルを応援すると言う方が実はお金も労力も大変なんじゃないか?と私は最近思っているのでありました。
次回は天下のジャニーズが二分した!?そこから見える今後の日本の男性アイドルの成り方を私なりに考えたいと思います!
多分今までで1番長いのをここまで読んでくださりありがとうございました!
※きっと、誤字や変な言い回しだらけなんだろうな、、、ちょっとづつ直します、、、。
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