自分を知った瞬間

小学生の頃。
同級生の男子に
友達が
「〇〇ちゃんは好き?」
という質問遊びをしていた。
なんとなく横にいた私。
同級生の男子は、常に
誰に対しても
「普通かな。」
と返していた。
そりゃ、そうだよな
好きとか、言わないよな
と思っていたら

「じゃあ、〇〇(私)ちゃんは?」
と、突然のフリがきた。

同級生男子は、しばらく黙って
「・・・普通より、ちょっと下。」
と言った。
本人が側にいるのに・・・
下。 ちょっと下。
なんつーか、私の中で
ショックがでかすぎて
「まぁ、やっぱりね~」
とか、笑ってた。
(心で泣いた)

時は流れ・・・
高校生の頃。
コンパがあった。
私の友達が主催で
他校の男子と6人ずつとか
そんな感じやった。

とりあえず、ごはん食べてから
カラオケでも~という流れになり
ごはんを食べながら自己紹介しとくかって
なった。

私の番になった時
男子は、誰もこちらを見ておらず
コソコソ違う話をして笑っていた。

現実を知った瞬間だった。
どうやら私には興味がない。
(話かける予定がないから
名前も覚える気がない)

その後、友達が先に知り合って
なんとなく紹介された
(今思えば、友達は相手するのが面倒で
私に振ってきた気がする)
男性と出会う。
私には男性免疫が無かったため
私と話してくれる人というだけで
(好きではないが)
男っ気ができた自分に少し自信を持ち始めた。

ちなみに
電話して。というメッセージには
全部従っていた。
ドライブとかにも連れていってくれたが
なんとなく色気のない話ばかりだった。
そして、やたらと友達の写真などを
見たがるので、見せたら
「この子に会わせてよ~」
と言い出した。

しばらくそんなこんなで
その男性と連絡していたが
どう考えても私に興味はなく
私の周りの、かわいい女の子と
近づきたいだけと(やっと)
わかったので
連絡を返すのを辞めたら
すぐに切れた。

この辺りで
どうやら男性は
私に興味を惹かれないらしい
と知る。
(遅すぎ)

コンパにも、その後もいったが
友達がカップルになっていくのを
生暖かく見守ることにしたら
楽になった。
自分が、はしゃいだところで
誰も喜ばない。

前のめりな感じをやめ
自分が過ごしやすいようにしてたら
なぜか、逆に声かけてくる男性が
チラホラ出てきた。

私の憧れている女性像と
相手側が見ている女性像が
どうやら、ずっとずれていたらしい。

気づくまで、大分と
かかってしまった。

自分を知るところから
恋愛は始まるんですな。

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