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LHTRPG ビルドコレクション:盗剣士・前編

この記事はログ・ホライズンTRPG(LHTRPG)におけるキャラクターの特技組み合わせ(通称:ビルド)と装備選択についてyu-jinが見聞きしたり自分で遊んでみたりしたものをサンプルキャラクターの形でまとめたものです。実際運用する際は好みにアレンジすることをお勧めいたします。

〇盗剣士とは

BSを経由してダメージにつなげることや範囲攻撃に優れる武器攻撃職。特に[追撃]を経由するダメージ能力は圧倒的で、暗殺者に劣らない火力を誇る。また、武装の選択の幅が広く、盾を装備できる数少ない職でもある。武装やビルドによって印象ががらりと変わるのも特色の一つ。
前編となる本記事では「デュアルブレイド」「ジャグラー」の2ビルドを紹介する。
LHTRPG ビルドコレクション:盗剣士・後編

■デュアルブレイド

デュアルブレイドは[追撃]を経由してダメージを発生させる、盗剣士の中でも屈指の対単体火力ビルドだ。《フラッシュエッジ・スタイル》と、マイナーアクションで対象に[追撃]を与える《アーリースラスト》を主軸に危険な敵を排除していく。
武装は両手に武器を1つずつ装備した二刀流。威力をほとんど必要としないために、予算との兼ね合い上、軽量武器を二本用意することが多い。
とにかくダメージの出し方が独特なため、最初は戸惑うことが多いが、成長すればその火力は圧倒的。反面、そのダメージソースのほぼすべてを[追撃]に依存しているため、GMに【因果力】の多い環境では意外に苦戦する場合がある点には注意したい。

▼猫人族のデュアルブレイド CR3 サブ職業〈アイドル〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:6/2 【DEX基本値】/【DEX】:9/3
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:4/1

行動力:4 射程:至近 攻撃力:4 魔力:0 移動力:2 回復力:0 物理防御力:14 魔法防御力:5
最大HP:58 初期因果力:2

戦闘特技
《チェイスマスタリー》2、《フラッシュエッジ・スタイル》2、《ブレイドアーティスト》1、《アーリースラスト》2、《オープニングギャンビット》1、《エンドオブアクト》1、《ブレイクトリガー》1

一般特技
《シックスフィンガー》1、《ユニコーンジャンプ》1、《エコノマイズ》1

装備
〈ファインダガー〉*2、〈堅守のレザーアーマー〉
〈物見のフェザーハット〉、〈疾走のレザーブーツ〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨10枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたデュアルブレイドビルドの猫人族の盗剣士。
起動させた[追撃]1つの強度と同じだけの直接ダメージを2Sq以内の対象(当然同じ対象でも構わない)と、マイナーアクションで[追撃]を与えることができる《アーリースラスト》、与える[追撃]を強化する《チェイスマスタリー》で対象に14*2(=28)点の直接ダメージを与えることができる。数値こそ大きくないが、【防御力】や[軽減]によって減殺されない点、またヘイトを必要としない点などによって安定した立ち回りが期待できる。
《ブレイクトリガー》と《オープニングギャンビット》を活用することによって【因果力】さえ惜しまなければ大きなダメージ(【因果力】3点で13*4(=52)点追加)を出すことも可能。
盗剣士一般特技の《ユニコーンジャンプ》は攻撃にマイナーアクションが不可欠なこのビルドにとって移動の要となる重要な特技。《ラン》の移動距離を1Sq伸ばしてくれる〈疾走のレザーブーツ〉とともに重要なリソースとして活用したい。
今後の課題としては火力の向上。また【因果力】の重要性が高いので、これも伸ばしていきたい。

▼猫人族のデュアルブレイド CR6 サブ職業〈アイドル〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:12/4
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:7/2

行動力:6 射程:至近 攻撃力:4 魔力:0 移動力:2 回復力:0 物理防御力:20 魔法防御力:14
最大HP:78 初期因果力:4

戦闘特技
《チェイスマスタリー》5、《フラッシュエッジ・スタイル》2、《ブレイドアーティスト》1、《アーリースラスト》5、《オープニングギャンビット》1、《エンドオブアクト》1、《ブレイクトリガー》1

一般特技
《シックスフィンガー》1、《フォーチュンスター》1、《ユニコーンジャンプ》1、《ロングストライド》2、《エコノマイズ》1

装備
〈火炎のファインダガー〉、〈冷気のファインダガー〉、〈鉄身のクィルブイリ〉
〈物見のフェザーハット〉、〈疾走のレザーブーツ〉

所持品(鞄:〈早変わりのバックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈矢除けのドレス/礼服〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈ベリーのタルト〉*2、金貨60枚

解説
デュアルブレイドビルドの猫人族の盗剣士。〈冒険者〉としてはもう一人前。
最大まで成長した《アーリースラスト》と《チェイスマスタリー》によって、与える直接ダメージは35*2(=70)点。モブエネミーどころか、ノーマルエネミーでもかなりタフなものを除けば一撃で撃破可能な火力を誇る。
また、《オープニングギャンビット》と《ブレイクトリガー》による爆発力も相変わらず。コストさえ惜しまなければ22*4(=88)点の[追撃]による直接ダメージを追加できる。
武器は相変わらずの〈ファインダガー〉。弱点を起動させることを期待して[火炎][冷気]の属性タグが付いている。〈早変わりのバックパック〉の効果で有利な属性のついた〈ファインダガー〉を主武器として装備して活用したい。
普段は〈矢除けの礼服/ドレス〉を身につけており、ブリーフィング時に〈鉄身のクィルブイリ〉に着替えることで戦闘時に[軽減(至近からの攻撃):10]と[軽減(至近以外からの攻撃):10]の双方を得るというテクニックを利用している。

アレンジ
《アーリースラスト》5を《アーリースラスト》4、《ブラッドレター》1に変更し、〈火炎のファインダガー〉〈冷気のファインダガー〉を〈必殺のファインダガー〉*2に変更して、クリティカルを狙うビルドにしても面白い。〈必殺の〉プレフィックスを活用して《ブラッドレター》を使用した場合のクリティカル率は約51%程度なので、与えた[追撃]がすべて残るというリターンを思えばギャンブルとして悪くない。

■ジャグラー

ボスエネミーが範囲攻撃を持つことはそう珍しいことではない。至近距離からの攻撃手段しか持たない武器攻撃職にとって、そうした攻撃に巻き込まれることによってかかる戦士職や回復職への負担は頭痛の種と言っても良いだろう。投擲武器をメインウェポンとして、距離を保ちながら攻撃するジャグラーはそうした状況に対するひとつの回答だ。
《アーリースラスト》の[追撃]経由でダメージを出す正統派の火力型と、[重篤]を与える《マルチプルデッツ》を活用して様々なBSを与えるBS型の二系統がメジャーどころではあるが、他にも様々な亜種が存在する。

▼狼牙族のジャグラー CR3 サブ職業〈復讐者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:7/2 【DEX基本値】/【DEX】:9/3
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:3/1

行動力:5 射程:2 攻撃力:14 魔力:4 移動力:2 回復力:0 物理防御力:8 魔法防御力:6
最大HP:68 初期因果力:1

戦闘特技
《ウェポンマスタリー:投擲》3、《ジャグラー・スタイル》1、《ブレイドアーティスト》1、《シェイクオフ》1、《ブラッディピアシング》1、《マルチプルデッツ》1、《エンドオブアクト》1、《オープニングギャンビット》1

一般特技
《エクスプローラー》1、《シックスフィンガー》1、《エコノマイズ》1

装備
〈気迫のダーツ〉、〈パッデドアーマー〉
〈先見の灰の指輪〉、〈物見のフェザーハット〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨40枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたジャグラービルドの狼牙族の盗剣士。
BS付与を重視したビルドであり、モブエネミーを《エンドオブアクト》で掃討した後にボスエネミーや厄介なノーマルエネミーに《ブラッディピアシング》で[惑乱]を付与。対象がダメージを嫌って[惑乱]を解除しなければそのまま《マルチプルデッツ》による[重篤]付与で蓋をしていく。
〈先見の灰の指輪〉はラウンド開始時に宣言すれば特に代償を必要とせず【行動力】を+6してくれるお得な装備。エネミーやほかの仲間より先に行動できれば[惑乱]の効果を生かしやすい。
今後の課題は火力の上昇と与えられるBSの種類の増加。また使用するヘイトの大きさから、《シェイクオフ》以外のヘイトコントロールも視野に入れたい。

▼狼牙族のジャグラー CR6 サブ職業〈復讐者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:10/3 【DEX基本値】/【DEX】:12/4
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:6/2

行動力:5 射程:2 攻撃力:22 魔力:4 移動力:2 回復力:0 物理防御力:16 魔法防御力:17
最大HP:86 初期因果力:3

戦闘特技
《ウェポンマスタリー:投擲》3、《ジャグラー・スタイル》2、《ブレイドアーティスト》1、《コンタミネイトウェポン》1、《シェイクオフ》1、《ヒルトブレイク》1、《チープトリック》1、《ディスカード》1、《ブラッディピアシング》1、《マルチプルデッツ》1、《エンドオブアクト》1、《オープニングギャンビット》1、《ブレイクトリガー》1

一般特技
《エクスプローラー》2、《シックスフィンガー》1、《フォーチュンスター》1、《スタントアクション》1、《エコノマイズ》1

装備
〈気迫のハッダド〉、〈トラベラーズチュニック〉
〈先見の灰の指輪〉、〈物見のフェザーハット〉

所持品(鞄:〈旅人のバックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈ベリーのタルト〉*2、〈痙攣毒(初級)〉*2、金貨50枚

解説
ジャグラービルドの狼牙族の盗剣士。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《チープトリック》と、《コンタミネイトウェポン》を取得したことによって与えられるBSの幅が広がった。これにより、やり方と状況によっては[放心][萎縮][惑乱][重篤]を与えることができる。
また、《ディスカード》によってヘイトコントロール能力を、《ヒルトブレイク》と《ブレイクトリガー》によって火力をそれぞれ底上げしている。これによって、ある程度ヘイトを下げながら、必要な時は《オープニングギャンビット》にコストを払うことによってそれなりに大きなダメージを出すことができるようになった。
基本的な部分はほぼ揃ったといえるので、あとは個々の特技のSRを上げていくのが良いだろう。

アレンジ
《コンタミネイトウェポン》1、《チープトリック》1、《ディスカード》1、《ブラッディピアシング》1、《マルチプルデッツ》1、を《シャープブレイド》1、《フェイタルモーメント》1、《ウェポンバッシュ》3へ、〈気迫のハッダド〉を〈必殺のハッダド〉にすることによってクリティカル重視の火力ビルドに変更することもできる。戦闘が複数回あることが予測されるシナリオでは武器のランクを落として複数用意するか、プレフィックスを〈連撃の〉に変更するのも手。


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