世界のプログラマー三大出身国の一つが「ロシア」って知っていますか?
こんにちは!アルゴリズミクス世田谷です。
突然ですが、プログラマーやエンジニアの世界では、「ロシア」と聞くと、「!」という反応があるって知っていましたか?
理由は、米国のIT業界の最先端でしのぎを削り合う企業たちが、プログラマーやシステムエンジニアとしてこぞって採用している人材の三大出身地が、中国とロシアとインドだからなのです!そのため、ロシアでプログラミングを学んだ、と聞いただけで、採用者は期待しちゃうわけです。
米国のIT系ニュースサイト「cnet」の記事によると、「世界で最も優れたプログラマーを排出している国はどこ?」というと、1位中国、2位ロシア、3位ポーランドとなっています。(記事のソースは Hacker Rankという専門サイトです)
ちなみに、このランキングはどうやって出されたかというか、Coding Challenges(競技プログラミング)の結果を用いて判断したそうです。
特に、ロシアは「アルゴリズム」に長けたプログラマーが多く排出されているのが特徴です。(一方中国は、数式や機能的なプログラムを書くのに長けたプログラマーが出ているそうです。)
そんな世界のトッププログラマーを排出する国である「ロシア」。その国で生まれたプログラミングスクール「アルゴリズミクス」のフランチャイズを、日本に初めて導入したのが私たちです。
今回は、私たちのスクールについて、少し掘り下げてご紹介をさせていただきます。
プログラマーじゃない人がはじめたプログラミングスクール
2016年、ロシアの首都モスクワで、アンドレ・ロバノフという一人の若者が「アルゴリズミクス」を創設しました。それがたった5年の間に世界40カ国以上、200を越える拠点を持つグローバル・フランチャイズに広がりました。
2021年4月のロシア版「Forbes」(ビジネス誌)は、ロシア発注目のスタートアップ起業家10人の一人に、ロバノフを選出しています。彼のビジネスがいかに注目されているか分かるのではないでしょうか。
でもこのロバノフ、実はプログラマーでも、エンジニアでもありません。モスクワ大学で、機械数学科を出てはいるものの、キャリアのスタートは、コンサルタントだったんです!(米国の戦略系コンサルティングファーム、マッキンゼー出身)
ところが、彼はコンサルタントとして時代を読む感覚に優れており、「学校教育の変革」に大きな可能性を見出して、自己投資に加え、エンジェル投資家からの軍資金を集め、専門家を仲間に引き込み壮大な計画を立てました。子どもたちのためのプログラミングスクールを作るという計画です。
こうして「アルゴリズミクス」は誕生しました。
独自のオンラインプラットフォームで常にアップデートされている
こうしてローンチされた「アルゴリズミクス」は、ロシア国内だけでなく、最初からグローバルに展開してくることを想定して作られたスクールでした。そのため、レッスンのベースとなるコンテンツは、全て独自のプラットフォームを、オンラインで共有できる仕組みになっています。
この仕組みが、パンデミック化でも止まることなく世界に広がっていくきっかけになりました。
アルゴリズミクスの本社では、プログラムの追加や修正が常に行われており、フランチャイジーである各国各都市のスクールでは、最新のコンテンツを常にレッスンで提供できる状況です。
実際のレッスンは、楽しくて実用的なコンピュータサイエンスを目指して作られています。コンテンツには「ゲーミフィケーション*」が取り入れられているので、子どもたちはただコードの書き方を学ぶのではなく、楽しみながら知らず知らずに「のめり込むように」プログラミングの仕組みを学んでいきます。
*ゲーミフィケーションとは、ゲームが持つ<人を思わず夢中にさせる>ノウハウを、他の分野に応用させることを指します
例えば「火星の人口を増やすこと」や「地球を救うこと」など、可愛いキャラクターが登場したり、思わず気持ちが高揚するような「ミッション」が与えられるといた手法です。
コードが書けるか、だけが問題じゃない
創設者のロバノフは、
「コードを書けるかどうかは重要ではない。プログラミングは、システム思考や論理的思考、そしてあらゆるデジタルスキルを教えてくれる。これらすべてが、21世紀のあらゆる職業の優れた基礎となり、子供が何を選択しようとも役立つに違いない」
とForbesに語っています。
つまり、将来プログラマーにならない人でも、その考え方を身につけることが、これから生きる子どもたちには必須になる、とロバノフは考えています。
See You Next Time! (また次回!)