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生成AIナレッジ

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Algomaticのメンバーが書いた生成AIナレッジの記事をまとめました!
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記事一覧

生成AIスタートアップ社内での生成AI活用事例 ~バックオフィス編~

こんにちは、Algomatic 横断CoSの大田(@OTA57)です。 Algomaticは生成AIを軸にした事業の複数同時立ち上げに挑戦している2023年にできたスタートアップです。 今日は生成AIスタートアップ社内での生成AI活用事例ということで、特にバックオフィスに関わる部分を紹介していければと思っています。 noteを書こうと思ったきっかけ私たちAlgomaticは生成AIを軸にした事業探索を続けています。事業探索は事業探索で色々と生成AIならではの難しさや気づきが

LLMプロダクトや機能を開発する際に知っておいてほしいこと - 従来のプロダクト開発との違い

こんにちは、Algomaticの大田(OTA57)です。 生成AIで世界を沸かせるべく色々やってます。 先日LLM赤裸々ナイトというイベントを開催しました。 そこで話した内容で、「LLMプロダクトや機能開発の進め方のベストプラクティス」というテーマが興味深かったので個人的な考えを記します。 以下ツイートもしたのですが140字では伝わらないなーと思ったのでnoteにもしてみます。 LLMプロダクトや機能開発に取り組んでいるPMの方や、その決裁者・レポートラインにあたる方が従

生成AIがもたらすHRの未来〜海外サービスの動向から考える〜

こんにちは、株式会社Algomaticの高橋と申します。 2022年末からChatGPTをはじめとした生成AI技術が爆発的に普及しはじめ、徐々にビジネスの現場にも普及しています。 私は、生成AIと最も相性のよいドメインの1つがHR(Human Resource: 人事をはじめとした人的資源に関わる業務)であると考えております。本記事では、生成AI技術がどのようにHRの未来を形作るのか、具体的な事例を交えて探っていきます。 「人」に関わる業務に生成AIはどう導入されるか?C

Algomaticの新部門「AI Transformation(AX)カンパニー」で目指す新しいクライアントワークの形

こんにちは!7/1よりAlgomaticの新部門であるAI Transformation(AX)カンパニーのCEOを務めている鴨居(@hktech94)です。 私がカンパニーCEOを務めるきっかけになった前職アクセンチュアでのデータサイエンティスト/コンサルタントの仕事内容についてはこちらの入社エントリをご覧ください! Algomaticとして4つ目のカンパニー立ち上げにあたるこのタイミングで、AI Transformation(AX)の立ち上げ背景と目指す方向性について

生成AI時代のプロダクトをPMはどう思考すべきか?

こんにちは。直感に従って、生成AIスタートアップ Algomatic にてプロダクトマネージャーを務めている帆苅(ほかり)と申します。 OpenAIが「ChatGPT」を2022年11月30日にリリースしてから約1年半が経ち、生成AIを活用したプロダクトは私たちに多くのwow!を提供してくれています。例えば、クリエイティブ分野で革新を起こすやDALL-E3やSora、コーディングやデザインを強力に支援するGitHub Copilotやfigma AI、など、今や私たちのあら

企業がAI導入を確実に成功させるための6つの観点:DONUTSフレームワーク

AlgomaticでAI Transformation(AX)カンパニーのCEOを務めている鴨居(@hktech94)です。 前職ではデータサイエンティストとして、大規模データのデータエンジニアリングからAI・機械学習モデルを活用した業務変革、さらにはDX推進に必要な組織変革などのコンサルティング案件をリードしてきました。この記事では前職の経験もふまえ、AI推進の成功に向けた重要なポイントを様々な角度からご紹介します。 AIを活用した業務変革に対する期待の高まりいきなりで

AI導入で企業が挫折するのはなぜ?―AI「以外」の壁にどう立ち向かうか

はじめにこんにちは、Algomaticの高橋と申します! あらゆる業務をAIエージェントで変革するべく、Algomaticという生成AIスタートアップで自社サービス開発や法人向けのAI導入支援に取り組んでいます。 この記事では、AI技術を現場の実業務に導入しようとしたとき、企業が高確率でぶつかる「3つの壁」について、自身の経験も交えて記載していきます。 【この記事には何が書いてある?】 ・AI技術を使って業務を変革しようとするとき、必ずぶつかるのは「AI以外」の壁であるこ

OpenAI Spring Update v.s. Google I/O 2024

株式会社Algomaticの大野です。 今週は、OpenAI、Googleから、大きな発表がありました。今回は、2社の発表を見ながら、要点をまとめ、解説・考察していきたいと思います。 (※ なお、社内等で共有しているメモベースで箇条書き的な書き方になっております。読みづらいところがあるかもしれません。) ■ 追記:PIVOTさんでも、解説させていただきました。よければこちらも、御覧ください。 OpenAI Spring Update今回、大きく3つ、発表されました。

LLMプロダクト開発者がMac Studioを買ってローカルLLMを触るべき理由

もしあなたがLLMを使ったプロダクトを何かしら開発している、もしくは興味があるのなら、メモリを大量に積んだMac Studioの購入を検討すべきです。 対象読者NVIDIAが絶対にいいという人はこの記事の対象読者ではありません。また、用途によって、ローカルマシンによるローカルLLMが向いてる・向いてないは明確にあるので、向いてない用途にしか使わない人も対象読者ではありません。あしからず。 また、この記事は別にNVIDIAをdisる意図はありません。みんな違っていい。NVI

LLMプロダクト開発とはどういうものなのか?

LLMプロダクト開発者がMac Studioを買ってローカルLLMを触るべき理由という記事を書きました。 mutaguchiさんのツイートを見て、LLMプロダクトの開発とはどういうものなのかを知らない人も多いのかなと気づいたので、そこらへんを記事として書いてみます。 LLMプロダクト開発についてLLMを使ったプロダクトの開発として、世界で最もユースケースがわかりやすいのがチャットアプリです。弊社もシゴラクAIを手がけています。 ChatGPTのインパクトが強く、言語系の

AI時代のユーザ体験は「AAAA」モデルで考えよう

こんにちは、Algomaticの高橋と申します! AlgomaticというAIスタートアップにて、LLM(大規模言語モデル)を使ったB2Bプロダクトやサービスを提供しています。 2022年末頃からLLMがプロダクト開発の現場にも定着し始めているなか「AIネイティブなプロダクトを作ろう!」「AIを使う意味がある体験にフォーカスしよう!」といったフレーズはよく耳にします。 けれども、"AIらしいUX"が具体的に何を指すのかについては、現在のところ共通の見解があるわけではありませ

生成AIネイティブなプロダクト・UI/UXを考える

こんにちは、株式会社Algomaticの大野です。Algomaticは、スタートアップスタジオ型を取り、生成AIを活用した事業を同時多発的に立ち上げている会社です。 「AI(人工知能)、機械学習」というと一部のアカデミアだけに任された領域にも聞こえますが、新たな生成AIサービスの爆発的な普及には、UI/UXにおける発明も同様に求められる、と思っています。インターネット革命やスマホ革命で、それぞれ新技術を前提とした全く新しいプロダクトの設計・UI/UXが求められたことと同様に

2024年、生成AIコトハジメ 〜生成AI元年を振り返る〜

2024年、明けましておめでとうございます。 生成AIスタートアップAlgomaticを時代を代表する企業にするべく働いてる大田です。 本年もどうぞよろしくお願いいたします! 2023年開始時には生成AIについて何も知らなかったのに、1年でどっぷりはまり込んで、更には転職までして、そして未だに毎日wowなニュースに出会えて僥倖な日々です。 最近はLLMネイティブな体験設計に試行錯誤しておりまして・・・。 THE GUILDの深津さんはイベントでトイレ行くたびにトイレットペー

生成AIが起こすイノベーションをどう生きるか?

こんにちは、Algomatic取締役CTOの南里(なんり)です。 今日は生成AIが起こしたパラダイムシフトついて、経営×CTOの視点から考察します。 Algomaticとは生成AIで複数事業を行うスタートアップです。創業時からカンパニー制をとっているため、独立の権限と予算で事業推進する形をとっています。 そして、スタートアップスタジオ型の運営のため、資金以外でも事業推進を加速し、起業家と一緒に事業を立ち上げるスタイルをとっています。 数十年に一度の破壊的技術の到来生成AI