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冒険植物日記!「ツツジ編」

植物について詳しくなりたいなーと
昨年度からずっと思い続け、
今年、自分の子供が頻繁に外に行かたがるので
それを機に少しずつ植物について
見たり、調べたりしようと思いました。
今回は街中でよく見る植物「ツツジ」について書いてみようと思います。

春に咲くきれいな花「ツツジ」

ツツジは4月から6月ごろにかけて
ピンク、白、濃ピンクなどのさまざまな色の
きれいな花を咲かせてくれます。

属名には「Rhododendron 〜」(ロドデンドロン・〜)とつくそうです。
rhodon(バラ)とdendron(樹木)の組み合わせで
できているのだとか。

近縁種のシャクナゲも属名はこうなっているようです。

実は有毒!?

皆さんは小さい頃、ツツジの花をとって
後ろから蜜を吸ったことがあるでしょうか?
かくいう自分も小学生の時吸ったことがあります。 
ほのかに甘くて美味しいですよね。

ところがこのツツジ、種によっては
「グラヤノトキシン」と呼ばれる神経毒が含まれています。
症状としては嘔吐、下痢
ひどいときは痙攣、最悪死に至ります。

グラヤノトキシンは細胞膜にある
Naチャネルに結合し興奮と脱分極を起こし、
骨格や心臓の筋肉を過剰に収縮させます。
また、迷走神経を刺激し麻痺させる作用もあるようです。

レンゲツツジやホツツジなどに多く含まれ
この蜜をとってできた蜂蜜にも
グラヤノトキシンが含まれています。
(ここで書いたレンゲツツジは
よく蜂蜜の材料になるレンゲとは別物なので
注意してください)

ギリシャ・ローマの時代からすでにこの毒については
認知されており、
ツツジの花からできた蜂蜜による
中毒症状の記録が残っているほどです。

あの甘さを思い出して
ついつい吸ってしまいたくなりますが
ほどほどにしておきましょうね・・・。

立ち止まって見てしまうほどに美しい花

ツツジは漢字で書くと「躑躅」
この字はどちらもたたずむ、立ち止まるといった
意味がある漢字です。
あまりの美しさに人々が立ち止まって見てしまうことから
このような名前が付けられているようです。

普段なにげなく咲いている花ツツジですが
見かけた際は名前の由来通り
一度足を止めてみてツツジの美しさに
胸を打たれてみてはいかがでしょうか?


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