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佐藤真RETROSPECTIVEに寄せて

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5/24(金)より開催の『暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE』。佐藤真監督・作品に思い入れ/ゆかりのある皆様にご寄稿いただきました。 https://alfazbet…
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記事一覧

『まひるのほし』トークイベントレポート ゲスト:関根幹司さん(『まひるのほし』出…

「これはもう彼の芸術活動ですよ。街で繰り広げるパフォーマンスです。止めるんじゃなくて、支…

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1か月前
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5/25㊏ 『阿賀に生きる』トークイベントレポート

『阿賀の岸辺にて』の宝物話の映画作ろうよ。人生の達人で名優ばっかしだ。そのまんま日常生活…

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1か月前
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自分がベルトコンベアに乗せられた商品みたいに思えてきたら、夜中に引っ張り出して観…

一本の木が、風に吹かれて揺れている。 何十、何百の葉がこすれ合って、枝が控えめにうなずく…

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2か月前
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「あの旅で変わったよね!」と嬉しそうに私に言ってくれた大人 秋田祥(映画上映企画…

スクリーンを目の前に、20歳のときにした一人旅を思い出す。自分で自分が大きく変わったことを…

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2か月前
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絶望の中で希望を見ようとしたサイードに励まされる 川上泰徳(中東ジャーナリスト)

エドワード・サイードの生涯と彼の言葉をたどりつつ、映画はパレスチナ人とイスラエルのユダヤ…

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2か月前
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無意識に持っている枠、既にある解りやすさに落とし込もうとするような軽率な手つき、…

佐藤さんは、生徒たちが撮ってきた映像に対して、こうしなさいああしなさいということを全く言…

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2か月前
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佐藤さんの新しい映画を見ることはできない。でも、やかんの湯を沸かす囲炉裏の火が消えそうになったら、誰かがそこに薪をくべることならできる。 杉田協士(映画監督)

佐藤さんの新しい映画を見ることはできない。でも、やかんの湯を沸かす囲炉裏の火が消えそうになったら、誰かがそこに薪をくべることならできる。 いつでも泊まりに来なさいと声をかけられたように錯覚してしまう。 パレスチナ難民キャンプで、阿賀野川の流れる村で、佐藤真さんのチームが声をかけられたように、佐藤さんの映画からもそのような声が届きそうな気がしてしまう。 佐藤さんの新しい映画を見ることはできない。でも、やかんの湯を沸かす囲炉裏の火が消えそうになったら、誰かがそこに薪をくべること

「佐藤真監督と『阿賀の記憶』のこと」矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター/映…

会社辞めたのだったら、次の映画のプロデューサーをしませんか? 現在はポレポレ東中野と呼ば…

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2か月前
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なぜそう撮ったのか。なぜそう繋いだのか。なにを撮らずにいたのか。なにを撮れなかっ…

なぜそう撮ったのか。なぜそう繋いだのか。なにを撮らずにいたのか。なにを撮れなかったのか。…

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2か月前
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生きていると佐藤真監督の映画のことを不意に思い出す。 深田晃司(映画監督)

生きていると佐藤真監督の映画のことを不意に思い出す。阿賀の景色、花子の笑顔、パレスチナの…

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2か月前
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画面越しではあるが、じぶんのどこかと接続し、こちらの生と関わった 小田香(映画作…

『まひるのほし』に登場する知的障害者と呼ばれる方々が表出するものや、その人たちがものを生…

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2か月前
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もうこれ以上は踏み込めない、ぎりぎりのところで一人のひとの「生」を垣間見てしまう…

佐藤真さんが探求し続けた「日常と隣りあわせにあるもうひとつの世界」。佐藤さんの映画でしか…

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2か月前
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滂沱の涙を流しながら、あたまは、霧が晴れるように澄み渡っていくのを感じた。 清田…

すべては佐藤真さんから始まった。 と言っても過言ではないくらい、いまの私の本づくりに至る…

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2か月前
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人の声自体を「できごと」として捉える 濱口竜介(映画監督『悪は存在しない』)

佐藤真の映画ではカメラが人物の前に回ることが多い。対立でもなく、対峙でもなく、被写体の前で立ちすくむカメラ。そんな印象を受ける。 答えのない過酷な生を、人々の声が和らげる。佐藤真はインタビューすることを恐れない。インタビューの一つ一つが説明に堕することがないのは、人の声自体を「できごと」として捉える感性ゆえだろう。 一度お会いしたかった。 濱口竜介(映画監督『悪は存在しない』)