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娘と過ごす時間

昨夜は中々眠れなかったのに、何故か今朝は5時に目覚めた。

そのタイミングで、LINEの着信。

『誰や?こんな時間に!』

って思って見ると、息子。

早朝から息子とちょっと話して、今日娘と会う約束している事を話して、「お前も来れたら来いよ」と伝えたが、バイトの面接があるとのこと。

うちの息子と娘は全く性格が違う。

息子は豪快な元義父譲りのあまり細かいことを考えない性格で、中学の時に「これまで緊張したことが無い」と豪語していた。

確かに小学校の時のや少年野球でも上のチームに所属していても物怖じしないと言っていた。

まっ、良い面もあればそれが災いになることがある。

一方、娘は石橋を叩きまくって、結局渡らないような性格💦

幼い頃に元嫁に駄々をこねたことを執拗に言われていたことから、常に大人の顔色を窺う子供になってしまった。

その傾向が今も強く、常に周囲の空気を読む。

しかし、その度が過ぎて自分を表に出せない。

本当に幼い頃から我儘を言わなくなってしまったので、せめて私と出掛ける時はと元嫁が息子の少年野球に付きっ切りの時はよく娘と二人で出掛けて、我儘を言わせてあげる様に心掛けていた。

そんな娘も小学校の高学年で反抗期を迎えて、俺を避けた後、離婚が決まった中学生の時に家を出る時から、その反抗は収まって二人で時々出掛けたりするようになった。

昨日は娘が家に来ると言ったので、家の片付けを済ませて、フランスパンを仕込んでから迎えに行った。

今日の晩御飯は俺が作ると言っていて、「何が食べたい?」と聞くと「海鮮!」というので考えながら、娘を連れて近所のスーパーへ…

道中、海老が好きな娘に「ガーリックシュリンプはどう?」と言うと目をキラキラさせて「食べたい!」って言うので決定!

とは言え、思い付きで勿論作ったことは無いが、お気に入りのHawaiian cafeでは絶対毎回食べるメニューなのでいつか家で作ってみたいと思っていた。

それだけでは足りないと思い、「パスタでも簡単に作ろうか?」と言うと「ん~パスタはちょッと…最近、冷凍パスタばかりで食べ飽きたから…」と言うと娘はハッとして「でも、大丈夫」と焦って言うので、「また、お母さん飯作らんのか?」と言うと「私のテスト期間中、お母さんは友達と東京ディズニーランド行ってたから…でも、怒らんとってね…」とちょっと悲しそうな顔で言う。

そこまで聞いて、『まだ、そんなことしてるんだ…だったら、娘の親権よこせよ!』と思ったけど、ぐっと堪えて「大丈夫」とだけ言った。

「でもさ、もし、またそんなことが有ったら、お父さん所においでよ。学校までちゃんと送って行くからさ…」とだけ返した。

スーパーに入って、バナメイエビを探すと、丁度いい量が無いので、「スルメイカ食べれる?」と聞いて「大丈夫!」と言うから、バナメイエビと一緒にスルメイカも炒めることにした。

「これだけじゃ少ないよなー他に食べたいものは?」と聞くと、

「最近食べてないお寿司かなー一人で回転ずし行こうとも思ってたから」

と言うので、

「ガーリックシュリンプに合わないけどお父さんも食べたいから良いよ。寿司に使用!俺も食べたかったし!」

と言って、買い物を済ませ家に向かう。

娘は今の家に初めて来る。

道中、前の賃貸では無くて今のマンションを買った話をした。

「いつ買ったん?」

と聞かれたので

「今年の春。○○(息子)は春に家に連れて来て一緒に飲んだけど、片付けてから言おうと思って忘れてた💦お父さんも体調悪かったし、仕事辞めたりしてバタバタしてたからなーごめんなー」

と言うと

「そうやったんやねーどんなところやろ?ずっと前の家のこと想像してた。」

「ん~景色は綺麗よ。それに一目惚れして買ったから。前のマンションが下に見えてるしw。空港の滑走路がバッチリ見えて夜景が綺麗なところ。梅田のビル群も見えるしね。あ、淀川の花火大会も大きくないけどベランダから見えるよ。」

「うそ!マジ!友達に別荘って言っていい?」

「いいよ」

家に入って部屋を見せると、何も無いから「広っ!」って言っていた。

リビングに通し、「ほら、ベランダから言ってた景色見えるやろ?」と言うと「うわぁ~ホンマや!」と言って写真を撮り始めた。

「凄いなぁ~インスタに上げていい?」

と言うので、

「どうぞ、どうぞ!」

と言ったら早速上げていた。

ガーリックシュリンプの用意をしていると、

「友達から早速反応あったよ!」

と誇らしげ。

何かうちの娘は変わってないなーと実感した。

俺は俺で海老の下処理に初挑戦しながら、ガーリックシュリンプ作りに…

何か娘に料理しながら会話するのって楽しいなーと思って、貴重な時間を堪能した。

ネットの説明を見ながらどうにか、ガーリックシュリンプは完成。

ちゃんと、料理に併せて前もって買っていた、シャンパン風のグレープジュースも用意。

ワイングラスに注いで、ちょっと早いハロウィンパーティー開始w



ガーリックシュリンプ&スルメイカ

肝心のガーリックシュリンプも殻ごといけるほど柔らかく仕上がってて、美味しい。好みを言えばもう少し味が濃い方がビールには合いそうだが、娘に味見させて合わせた。

勿論、娘も喜んでくれた。

「じゃー今度は誕生日とクリスマスパーティーを○○(息子)も呼んでしないといけないなー」

「うん!やろやろ!お兄ちゃんどう言うかな?」

「スケジュール合えば来るって言ってたよ」

「そうなん?」

「あ、誕生日プレゼントも考えないとなー」

「クリスマスプレゼントも!」

「あっ、そうでした💦お手柔らかに😂」

と、楽しい時間はあっと言う間に過ぎた。

娘が明日は友達の誕プレを一緒に買いに行く約束をしているというので、家まで送った。

楽しい時間はあっという間だな。

でも、こういう時間が欲しかったんだって実感した。

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