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キブツのお仕事【印刷会社編】

今回キブツBar’amにはアレックスソリューションズの会社の調査も兼ねて来ている、とボランティアリーダーに伝えると、なるべく多くの仕事場で働かせてくれることになりました。


まず始めに、キブツ内にある印刷会社で2日間働きました。

ちなみに、キブツは農業だけ営んでいる印象が強いようですが、ここBar'amには広大な農作地や酪農の他、いくつか産業系の会社や工場も敷地内にあります。

キブツの住人はもちろん、外部から働きに通っている人もたくさんいます。

その中の一つである印刷会社はハガキから、名刺、ノートブック、メモ帳、会議プログラム、段幕、カレンダー、地図まで様々な印刷を行っています。

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ボランティアはコロンビアから来た27歳のマリア1人だけ。会社内にはざっと見たところ10人程が働いているでしょうか。

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時間は6:30〜16:00まで。
仕事内容は名刺を名前ごとに分けたり、ノートブックの裏表紙を貼り付けたり、糊で貼ったり付けたり折ったり。

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手を動かすのが好きな私には楽しい仕事です。しかも毎回違う仕事ができるので次は何をするのか毎回ワクワクします。

しかも会社の人がみんないい人!
私たちのボスのイナッフは一児のお母さん。いつも笑顔です。

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写真真ん中がイナッフ。左はコロンビア人ボランティアのマリア。

一度、みんなで印刷数を数え間違えて余計に紙を刷ってしまったのですが、「イスラエルでは失敗した時は気にせず、払えばその分もう終わり!」と言ってカラッと笑っていたのが印象的でした。(ちなみに払ってないです 笑)

イスラエル人の失敗を気にしない気質が現れていて面白かったです。

あとはアラブ人のトニー。このおじさんがまた陽気で面白い!

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今回、一番知ってよかったなと思うところが、トニーはアラブ人で、アラビア語とヘブライ語を両方話しますが、彼はクリスチャン。しかもカトリック。

アラブ人×カトリックという人を始めて見たと正直に伝えると、トニーの先祖は代々この土地に住んでいるが、そういう人もいるんだ。だからテロリストだと怖がらなくていいよ(笑)と陽気に話してくれました。

前に長い歴史の中でイスラム教だった人たちが、十字軍の征服の際にカトリックに改宗させられたという話を聞いたことがあるので、トニーの先祖もそのひと家族だったのかな、、と勝手な想像をしております。

でもトニーはカトリックだということに喜びを感じているそうです。

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他にも、以前はオーストラリアで生活していたという住人や、

先祖がフレンチユダヤ人のマネージャーなど。

沢山おしゃべりが出来て楽しく働けました。

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※この記事は2019年5月16日に書かれました。


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