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イスラエル 女性の社会進出

2019.12.03

先日、東京でイスラエル関連講演会の会場に入ったとき違和感が。女性の参加者が少ない。聴講者30人ほどいる中、女性は私を含めて3,4人でした。

イスラエルでMeetup(ビジネスネットワーキングやレクチャー, etc.)などの会に参加すると、女性が多くいます。ジャンルにもよりますが、スタートアップの女性CEOもよく壇上に上がって話をしてくれます。

講演会で聴いたのですが、「The Global Gender Gap Report 2018」の統計によると、イスラエルは男女平等度46位。しかし女性の学歴ランクは”世界一位”
ちなみに日本は男女平等度110位。

イスラエルは人口900万人に満たないので女性の社会進出は重要です。
徴兵も対象となり、先日ガザからロケットが飛んできた時も、知り合いの娘さんが21歳で徴兵を終えたばかりでしたが、彼女の力が必要だからと軍に急遽呼ばれていました。

徴兵を終えたイスラエル国民は男女関わらず自分の国を守るという責任感が強く、家族も女性が必要とされることはいいことだとポジティブに捉えていました。

ちなみにもともとユダヤ人は教育を重要視する民族で、歴史的にも迫害や虐殺に遭ってきたため「知識は奪われない」という意識のもと勉強します。
しかも「勉強」といっても答えを求めるのではなく、常に「Why」という問いかけを持っているため探究心が強い。そして答えは必ず複数でて当たり前。

家族を一番に考える国民なので、家族に何かあれば会社側がすぐに帰れと言ってくれるそうです。子供は一家族平均3人以上で、残業はあまりせず仕事あとはすぐに家に帰ります。マタニティ・パタニティ休暇も取りやすいです(復帰は早い)。

日本も女性の社会進出は必須なので、女性の居場所は「家庭か、仕事か」の二択ではなく、男性と共に家庭も仕事も大事にできる社会が作れたらいいなと思いました。

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デジタルヘルスのミートアップ。
今後、効率化のため病院間で患者の情報シェアをする際の問題点や対策について会場と一緒に討論。弁護士やCOOなど女性が多かった。

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Meetup参加者の様子。服装もラフでOK。

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プログラミング教室の発表会。女性が半分。

池田

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