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ロバート・パティンソンと性的魅力の映画における取り扱い方① 「悪魔はいつもそこに」

性的な魅力が欲しいと思っている人は多いが、性的な魅力があるということは特に当人の幸せに寄与しない。それどころか不幸の温床となる場合も全然多いだろう。たとえばビョルン・アンドレセンの人生なんかはその中でもとても運が悪かったケースだと思う。若くして「ベニスに死す」で成功を収めた彼は、大人たちから搾取され、薬物依存症に苦しむことになった。 ダニエルのファンの愛し方は、彼を近くに置いておきたい、っていう感じなんだ。ロバートのファンは飛びかかって、彼と寝たいと思っている。ロバートには

    • ロバート・パティンソンと多角的な現実の断面としての映画

       中学生ぐらいのときトワイライトという初めから終わりまでとにかくR18系二次創作みたいなノリの恋愛小説がめちゃくちゃ流行っていて、挿絵が可愛かったので私も手に取った。吸血鬼に関する伝承とかの枝葉末節の部分は結構悪くなかった記憶があるけど、まあエロ本以上の価値はあんまりないと思う。この手のものによくある通り、主人公は恋愛以外の人間関係を築くのが絶望的に下手で、それは多分彼女の今後にあまり良くない影響を及ぼすので思春期のうちにどうにかしておくべき性質であるが、特にそういうクリティ

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