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■the alternate world■

夢を見た。

たくさんの 
色彩と、質感と、
取りどりの人のこころの中にいた。

そこに在るすべては、
どこからともなく発信され、
どこかへと向かうためのメッセージだった。

頭の奥で何度もリフレインする言葉と映像。

目を凝らせば浮かびあがる人の偶像。

時間と空間の概念は消え去り、
ただ、ひたすらそれらの告白を身に受け続けた。

隣には誰かがいたような気がする。

誰なのかは、わからない。

目が覚めて、暗闇。
窓はいつしか、異世界への扉。

どちらが現実?

午後見る夢は、どこか喉に引っ掛かる。

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