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内定式を前にした今の想い #2

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いよいよ明日、来年就職予定の会社で内定式がある。とはいっても今年は(去年も?)オンラインでの開催になり、自宅からの参加となる。同期と会うこともできず、会社にも行かず、飲みにもいけない内定式って結局何のためにやるの?というのが本音だが、そんな気持ちはぐっと堪えて、、笑

私は1年間大学を休学したため、周りの友達よりも1年遅れて社会人になる。すでに次のステップへと歩みを進め、新たな環境に戸惑いながらもどこか充実感を持っている友達から刺激を受けて、ワクワクした気持ちの反面、このまま私が社会人になって会社に貢献できることなどあるのか?という不安があるというのも正直なところだ。

先程1年間の休学とさらっと言ったが、そのうちの半年はカナダに留学をしていた。「留学もしてないし、このまま就職するのもなんか違うな」というぼんやりした気持ちで大学3年の秋、初めて異国の地に飛び込むことを決めた。

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私が留学中に通ったのは語学学校ではなく、アカデミックな内容を学ぶことのできる専門学校だった。私のように単に留学経験として来る学生はほとんどおらず、キャリアの再形成として新たな専門知識を身につけるため、いわば人生の軌道修正のために通う人がほとんどだった。ここで関わった人との交流により私のキャリアに対する考えは大きく広がった。

例えば、私が最初の授業で出会ったインド出身の生徒は、インドのアクセンチュアに勤めていたが、よりよい条件の環境を求めて会社を辞めてカナダにやってきて、アルバイトをしながら学校に通っていた。

また、学校で仲の良かった1人のカザフスタン人の女性は、子ども2人の育児をしながら朝は学校に通っていた。前職でアカウンティングの仕事をしていたが、激務で育児の時間が削られてしまうとのことで、旦那さんのカナダ転勤を機に新たな職に就くための勉強していた。

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このような環境の中で、日本からやってきた世間知らずの私も、少なからず自分の将来について考えるようになった。考えるというか、今まで当たり前だと思っていた「日本で就職し、日本で定年を迎える」ことだけがすべてではないということに気づいた。

日本に帰国してからも、海外で働くことは選択肢の一つとはしていたものの、結局は具体的な行動には至らず日本の会社に就職を決めた。日本にいれば家族もいて、友達もいて、言葉が通じて不自由のない生活が保証され、なにより普通に働いていればまとまったお金を手にすることができる。

そんな恵まれた環境にいながら、内定式を目の前にした今でも日本で就職するという私の選択は正しかったのか、心の片隅では自問自答している。やはり海外で夢を追ってドキドキしながら過ごす日々には憧れるし、そういう未来を想像するとワクワクする。

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5年後、10年後、20年後、私はどこでどんな仕事をしているのか。そこにはどういった考えがあって、どういう巡り合わせがあったのか。未来の自分の選択に期待しつつ、まずは明日の内定式を楽しみにしたいと思う。

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