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個人事業主になった元地方公務員、いろんな壁にぶち当たる

はじめまして。タカノと申します。
2024年3月末で地方公務員を退職し、4月から個人事業主になりました。

個人事業主になる準備は一年くらい前から始めていて、いろいろ調べていたつもりだったのですが・・・

「つもり」でした。

今回は私が個人事業主になってすぐにぶち当たった壁を3つご紹介します。

壁その1
事業用の銀行口座を作るのに2週間かかった。

はい、私は銀行に行ったその日に口座はできると思っていたのです。
いやいや大間違い。

私は3月31日に退職し、4月1日に個人事業主としての届出、口座の開設、電話の開設をしようと計画を立てていました。
諸々の手続きを終えて銀行に行くと、激混み状態。
あろうことか大学近くの銀行に行ってしまったものだから、4月から大学生になる方々でごった返していました。
しばらく待って番号を呼ばれ、窓口で個人事業主としての口座を作りたいと説明。
すると、窓口のかなりベテランの男性の職員さん(後々知りましたが副支店長だった)が悩み始める。
その男性職員がいろいろと資料を取りに行き、私に説明を始めました。

「近年いろいろと詐欺や犯罪が多くなったため、事業用の口座を作るのにいろいろと審査が必要になっています。
申し訳ごさいませんが、本日はご覧のとおり大学生の方々で混み合っておりますので、後日詳しくお話を聞かせていただいても構いませんでしょうか?」

・・・ガーン!

職員さん曰く、私が怪しいからというわけではないと。
こうして、後日いろいろと職員さんから状況の確認があり、2週間ほどして銀行のカードと通帳を手に入れました。

壁その2
目玉商品の納品が予定より1ヶ月半遅れた。

私はオンラインストアでオリジナルの商品を販売していて、その中に別の企業さんに作っていただくOEM商品があります。
その中でも私が1番の目玉商品と思っていたものなのですが、前年の11月頃から打ち合わせを開始していました。
別の企業さんにお願いしていたOEM商品は打ち合わせから納品まで3ヶ月ほどだったので、余裕で事業開始の4月に間に合うだろうと思っていました。

が、甘かった。

この1番の目玉商品は細かな調整が必要で、サンプルを2回作り直し、また最終の打ち合わせをして・・・
ということをしていたら、納期は5月中旬に。
ものづくりは時間がかかるということを身をもって知りました。

壁その3
インスタの事業用アカウントを作るも設定をミスる。直したいが誰にも聞けない。

私はこのときに、「あぁ、私は本当に個人事業主になったんだな」と実感しました。
つまり、何かトラブルが起こっても自分1人で解決しないといけないということ。

オンラインストアへの導線として、インスタグラムは必要不可欠なものだと考えていたので、4月に入ってすぐに事業用のインスタアカウントを作りました。
プロアカウントを作ってインスタの広告を流し、ショップ機能(商品のカタログを作れる機能)を使おうと思っていました。

ひと通り設定を終え、プライベート用のアカウントから、知人に事業用のアカウントを作ったことを伝えました。

事業用アカウントでいくつか投稿をし、そろそろ広告を作ってみよう、と操作し始めたところ、広告にかかる費用のところが円ではなく、ドル表示になっている。
「あれ?」と思いながらも操作していましたが、なんだかおかしい。
どうやらプロアカウントの設定をした最初のときに、通貨の設定をドルから円に変えていないといけなかったところを飛ばしてしまっていたようです。(インスタを運営している「メタ」はアメリカの企業のため、初期設定がドルだった)
まぁ、設定変更をすればなんとかなるだろうと思い直そうとするも、変更する項目が見当たらない。
お問い合わせフォーム的なところから質問するも、回答がAIだったのか、絶妙に噛み合ってない回答が返ってくる。(このときだけだったのか、後日別の問い合わせをしたときは、アメリカから国際電話がかかってきて日本語で分かりやすく説明してくれました。)
その絶妙に噛み合わないやり取りを2日ほど繰り返し、疲れ果ててネットを調べたところ、通貨の設定は後から変えられないということを知りました。
結局泣く泣くアカウントを消し、再度作り直しました。
ひとりってツライなと思った瞬間でした。

いかがでしたでしょうか。
今回は起業後すぐにぶち当たった壁についてご紹介しました。
いずれも私のウカツさから生まれてしまった壁ではありますが、何事も実際にやってみないと分からないということなのかなと思ったことでした。

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