am4:44
朝目が覚めて、携帯を確認してみると午前4時44分を示している。いつも起きる午前5時より少し早めの起床だ。
前日の天気予報から今日は1日雨予報と知っていたから朝の散歩は無理だろうと重い体を起こす。
外を見てみると曇ってはいるが雨は降っていない。
これは朝散歩に行けるぞと思い、簡単に顔を洗い、布団を直し、asicsのランニングシューズを履いて外に出てみる。
雨が降っている、、、、。
ため息が出る。今日はやめておこうかそう思ったが、どうしても散歩に行きたい。
雨降りでも行けるかもしれない、途中で止むかもしれない、そう言い聞かせ思い切って外に繰り出す。
雨足は最初は弱かったが段々と強くなる。
しかし、一旦始めてしまったら日課が終わるまで辞める事は出来ない。
それは自分で決めた枷なのだ。
「風邪を引いてもしらないよ」
心の中の誰かが喋りかけてくる。
まぁなんとかなるさ、誰にも迷惑かけてないからね。
そんなことを思いながら足早に散歩を続ける。
雨の日は散歩が出来ないから嫌いだ。しかし、今日は違う。雨でも歩くんだ。びしょびしょになったって関係ない。
雨降りは憂鬱だが、雨に打たれながらの散歩は心が洗われてまるで雨に包まれているような感覚陥る。
いつものコースを歩き(時には走ったり、早歩きだったりする)いつもの距離、いつもの消費カロリーをApplewatchが表示した所で家路に着き、玄関にたどり着く。
案の定びしょびしょで寒い、けれどなんだか心は軽い。
雨は嫌いだが、なんだか今日は好きになれた気がする。
「たまには良いじゃん」
雨に向かってそう呟きながら、くしゃみをする。
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