【教育】社会福祉実践コース2024年度卒業論文中間報告会を開催しました

 社会福祉実践コースでは、8月9日(金)午前中に卒業論文の中間報告会を行いました。

 社会福祉実践コースの学生は、卒業するためには「卒業論文」を作成しなければいけません。卒業論文の指導は3年次から始まります。学生はそれぞれ5名程度のゼミに所属し、卒業論文指導教員のもとで指導を受けます。ゼミの進め方は教員によって様々ですが、テキストやゼミ生の発表をもとにディスカッションをしたり、先行研究から研究の方法を学んだりしながら、それぞれが選んだテーマに向かって論文の執筆に取り組んでいきます。

 社会福祉実践コースには、児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉、医療福祉、地域福祉、福祉制度・政策など、様々な専門分野の教員が揃っています。指導教員の専門に近いことをテーマに選ぶ学生もいますが、なかには福祉問題に限らず広く社会問題をテーマに選ぶ学生もいます。

 今年の4年生の卒業論文のテーマの例を挙げると、

・共生型子ども食堂を拠点としたヤングケアラー支援に関する研究
・駅無人化によって生じる地域の課題
・家族介護者への間接的支援の検討
・ユニバーサル自動販売機の設置割合についての比較
・孤立死を回避するための地域づくりについての一考察
・市営住宅の福祉的活用についての一考察
・復興期における災害ソーシャルワークの在り方についての研究

 どれも興味深いテーマだと思いませんか?

 中間報告会は、4年生がレジュメに基づきながら発表を行った後、質疑応答に移ります。質疑では、教員からのアドバイスや指摘もありますが、時には同級生・後輩からするどい質問がでることもあります。

ディスカッションを踏まえて卒論を完成に近づけます

 4年生は、通常の授業に加えて、卒業研究、就職活動、国家試験の勉強など、かなり忙しい日々を過ごしていますが、是非それぞれが納得できる卒業論文を完成してくれればと願っています。

(社会福祉実践コース 准教授 八木直樹)


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