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花相の読書紀行№.118『潜入捜査 探偵・竹花』

初老探偵“竹花”が挑む四つの事件


【潜入調査 探偵・竹花】/藤田宜永
<あらすじ>
約二十年前、金融会社社長が事務所で金庫破りと鉢合わせをして刺殺された。社長の娘から依頼を受けた探偵・竹花は、情報を受け犯人と思われる男が暮らす新潟に赴く。だがその男の身辺を探っていくうちに、竹花の周りで不可解な出来事が次々と起こる…。(表題作)しぶとく、そしてクールな男・竹花が、人間の悲しい性と心に寄り添い事件を解決する、珠玉の全四編!
 <目次>
 ・ピンク色の霊安室
 ・タワーは語る
 ・あの人は誰?
 ・潜入調査

★感想
作家“藤田宜永”2000年1月30日に69歳でお亡くなりになっています。
奥様は、言わずと知れた女流作家の“小池真理子”さん。
長髪にサングラスがトレードマークの直木賞作家が紡ぎ出した短編ミステリーは、作者の後年(2013年10月出版)の作品です。
還暦を過ぎた主人公の探偵が、初老にもかかわらず、結構ハードに活躍するストーリー。
人情味あふれるその物語を官能しました。

ところで、ググって藤田さんのお顔を改めて拝見しましたら、なんとな主人公の竹花とイメージが重なってしまいました。(*^-^*)


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