「ちょっと気になるワイン用語」樹齢って?
こんにちは。世界13ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!
公式Instagramアカウントで、弊社の社長のアイコンでお馴染み「 #マックスの大冒険 」
定期的に投稿しているワインコラムで
現在は「ちょっと気になるワイン用語」をテーマにお送りしています!
今日は「樹齢」についてです!
樹齢○○年の古木!のように、よくワインショップなどのコメントなどで見かけるこの言葉
木は古いほうがいいの?と思った方も多いのでは?
なぜ高い樹齢のほうが価値があるかというと、いくつか理由があります。
まず、通常樹齢は平均20~30年くらいで、その頃になるとたくさんブドウの実を付けなくなるため新しい木に植替えます。
実は明確な年月の定義はなくて、だいたい30年前後以上のブドウのことを古木と呼ぶことが多いです。
ブドウの収量は減ってしまいますが、その分栄養が集中して凝縮感と複雑味などが生まれ、高品質なワインになると言われています。
量より質になる感じですね!
もう一つの良さは、古い木は長い年月をかけてつくられた複雑な地層に水や養分を求めて深く深く根をはり、それらを吸い上げます。
様々な地層に広く深く根が張り巡ることによって、テロワールや畑の歴史を感じさせるような複雑で豊かな風味を持つと言われています。
なんだかロマンを感じますね!
出来上がるワインの付加価値を高めるため、古木を表す用語がラベルに記載されます。
日本語では古木
英語では「オールド・ヴァイン(Old Vine)」
よくラベルに書いてあるのは、
フランス語の「ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieille Vigne)」
略して V.V.
今日はイタリアの古木を3本ご紹介します。
ちなみにイタリア語では「ヴェッキエ・ヴィニェ(Vecchie Vigne)」と言います。
イタリアのプーリアにあるワイナリー
Cignomoro(チンニョモーロ)の古木シリーズをご紹介します!
Trentanni 30 Vecchie Vigne Bianco di Alessano
トレンタンニ 30 ヴェッキエ・ヴィーニェ ビアンコ・ディ・アレッサーノ
アルコール 13% 辛口
品種 ビアンコ ディ アレッサーノ 100%
手摘み。ソフトプレス。破 砕後、果汁を2.25hlのフレンチオーク樽で澱とともに 3ヶ月間発酵。毎週バトナ―ジュを行う。繊細な木樽か らの香りがストラクチャーの複雑さと相まって、まと まりのあるバランスの良いワインに仕上がっている。 6か月瓶熟成。
色調は輝きのあるゴールデンイエロー。熟したリンゴやレモンなど柑橘果実の濃縮感のある豊かな香りに、優雅なバターやスモークのニュアンスも。ドライでさわやかな味わいは、熟した果物やナッツ、アーモンドを感じるなめらかなフルボディ。ペーストリーを思わせる長い余韻が続く。
マリアージュ 魚料理、エビやロブスター、前菜、チーズ
Cinquantanni 50 Vecchie Vigne, Negroamaro
チンニョモーロ チンクアンタンニ 50 ヴェッキエ・ヴィーニェ ネグロアマーロ
アルコール 14% フルボディ
品種 ネグロアマーロ 100%
樹齢50年のブドウの木から1株あたり1.3ℓの収量。9 月末に手摘みで収穫。入念な選果、破砕後、温 度制御機能付きの小さな容器で発酵。1か月余り 浸清。マセラシオンはステンレスタンクで行う。ミディア ムトーストしたフレンチオークの新小樽で6ヶ月間熟成。
ガーネットの色調を帯びた濃いルビーレッド。サワーチェリーや熟したブラックベリー、カシスの果実香に、ほんのりシナモンやナツメグ、挽きたてのコショウのスパイス香、タバコやレザー、ココアやコーヒーを思わせる香りも加わり、奥深さと複雑さを感じさせる。力強くフルボディで、しっかりとしたタンニンの苦味も溶け込み、円熟した味わいが楽しめる。長く続く余韻のトースト香も素晴らしい。10年以上の熟成も期待できる。
マリアージュ 特別な日の肉料理、ロースト、シチュー、香辛料入りチーズ
Ottantanni 80 Vecchie Vigne, Primitivo di Manduria DOC
オッタンターニ 80 ヴェッキエ・ヴィーニェ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア DOC
アルコール 15% フルボディ
品種 プリミティーヴォ 100%
発酵:1ヶ月間以 上果皮をつけたまま温度制御付きの小さなタンクで発酵。マセレーションはステンレスタンクで行う。
熟 成:容量2.25 hlのフレンチオーク樽と、5 hlの樽で熟成。
色調はほんのりクワの実の色を帯びた鮮やかなレッド。複雑で持続性のあるアロマ。柴やタバコを思わせる香りや、ココア、コーヒーの香り。味わいは緻密でドライな印象。果実味と共にチョコレートのようなフィニッシュへと続き、ヴァニラの香りが余韻に残る。樹齢80年以上の古木は小さな力強い実をつけ、奥深くたぐい稀な、黒系果実の凝縮した香りと濃い色合いを持つ少量のワインを生み出す。希少な逸品。
マリアージュ ローストやシチューなどの肉料理、香草入りチーズ
フィロキセラの被害を受けることなく、樹齢が数100年以上という奇跡的な古木も世界にはあります。
ちなみにギネスブック認定の世界最古のブドウの木は樹齢400年以上!
スロヴェニアで「スタラトルタ」と呼ばれ愛される古木で、なんとまだ実を付けワインを造っているそう!
日本でも山梨県には樹齢約100年と130年の指定文化財である古木があるんですよ!
歴史ある畑の逸話やテロワールに価値を持つ、古い木から生まれるワイン。
若い木にはないような成熟したブドウの木から生まれる様子は、年月を重ねて人生経験豊富な人のような味わい深さを感じてしまいますね!
ぜひ、ラベルに古い木を意味する言葉が書いてあるワインを見かけたら意識して飲んでみてください!
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