カベルネフラン
こんにちは。世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!
ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています!
本日の品種は【カベルネフラン(Cabernet Franc)】
フランスのボルドー地方の赤ワインの補助品種としてがいちばん知られているかもしれませんね。
同じくフランスのロワール地方では「ブルトン」や「ブーシェ」とも呼ばれていて、カベルネ・フラン100%もしくは主体で造られます。
ロゼ、そしてスパークリングワインもありますし、
冷涼な気候でも栽培が可能なため、あまり知られていませんがカナダなどではアイスワインもあります。
補助品種だけではなく、実は様々な魅力のあるワインができあがります!
原産地はフランスのボルドー地方と思われていましたが
なんと近年スペインのバスク地方だということが分かったそうです!
バスク地方の古い土着品種と遺伝子的な繋がりがあるらしいです。
「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロ」「カルメネール」の親でもあるブドウ品種というのも意外に知られていないかもしれませんね。
何かと比べられるカベルネソーヴィニヨンにより、色調もやや淡く、味わいも軽やかでボリューム感は控えめ。
その上品な酸味と味わい、キメ細やかなほどよい渋み。
ブルーベリー、スミレを思わせるエレガントさと華やかさにスパイシーさ。
ブレンドではバランスを整える役割にもなります。
ピーマンやししとう、アスパラ、茎など、ベジタブル的な青いニュアンスが強く出ているものもあります。
冷涼な地域にて強く出る事が多く「メトキシピラジン」と呼ばれるこの香り成分は未熟な青いブドウを想像してしまうため好き嫌いも分かれると言われてます。(もちろん未熟な場合からも発生する香りです)
最近はこの特有の青臭さをポジティブにとらえ、ハーブやフレッシュな野菜のような清涼感や爽やかさとして、ハーブやスパイスを効かせた料理のアクセントにしてペアリングすることも多いですね。
例えば、ローズマリーなどの香草をきかせた「ラムチョップ」
ハンガリーやオーストリア、ドイツや北イタリアで食べられる牛肉のパプリカ煮込みの「グーラッシュ」
濃厚な甘辛ソースに筍やピーマンの入った「青椒肉絲」
山椒をたっぷりかけた「ウナギの蒲焼」
熟成したものには根菜との相性がいいので「きんぴらごぼう」もぜひ試していただきたい組み合わせ
フランスが約7割を占めますが、世界中で広く栽培されている国際品種のカベルネフラン
引き立て役だけでないその魅力が再評価され、現在じわじわと世界中で栽培面積を増やしています。
本日は「イタリアのトスカーナ州」「スペインのバレンシア」
それぞれ100%をご紹介いたします!
Tenuta Sette Cieli
テヌータ セッテ チエーリ
2001年 設立
自然とブドウの木をこよなく尊重し、環境の保護と活性化のため有機栽培を実施しています。設立は2001年で、ブドウ畑はティレニア海に面したボルゲリとカスタニェート・カルドゥッチに広がる海抜400mの丘陵地帯にあります。栽培条件に最適な微気候と土壌により、一貫して完熟したブドウの収穫が可能です。収穫も選果もすべて入念な手作業、醸造は単一品種で行います。発酵は果皮にある野生酵母に始まり、すべてのプロセスは自然に準じています。ブレンドはフレンチオークでの樽熟成が終わった段階で行います。
SCIPIO IGT Toscana
シーピオ IGT トスカーナ
アルコール 14.5%
フルボディ
カベルネフラン100%
黒系ベリーやピーマン、タバコの香りに続き、黒い実の果実、湿った土、ほんのりダークチョコレート、ハーブの香り、さらに海藻を思わせる香りが加わる。凝縮感、洗練さ、まとまりがありグリップ感に富む味わい。コービーやコショウのようなスパイス感のあるフィニッシュで、さわやかな酸味の余韻が続く。
土着酵母を用いて温度制御付きステンレスタンクにて発酵。100%マロラクティック発酵。ドライアイスで6-7日間低 温マセレーション。フレンチオークで24ヶ月間熟成。(40%新樽)
カーサ バラグエル
Casa Balaguer
2008年設立
面積:58ha 生産量: 15万本
1750年の設立当時は農業を営んでいたバラゲール家がブドウ栽培を始めてから65年以上になり、現在3代目に引き継がれています。ワイナリーへの人間の介入を極小に抑えて高品質のワインを生産することを哲学として、すべての作業は有機農業とバイオダイナミック農法の厳格な管理下で行われます。チームは常に前向きに努力することで、ワインに込められた情熱が皆様に伝わることを信じています。
Terra Danella
テッラ ダネイヤ
アルコール 13.5%
フルボディ
カベルネフラン100%
手摘みで収穫後、入念に選果。低温マセレーション後、17日間果皮とともに発酵。フレンチオークでマロラクティック発酵。その後、オーク、アンフォラ、デミジョンガラスボトル、コンクリート容器に分けて6ヶ月間熟成させてからブレンド。
熟した濃い実の果実の凝縮感のある香り。心地よい緑の葉を思わせる香りは、はっきりとしたスパイス感を伴う。味わいは柔らかく複雑さのあるミディアムボディ。円熟してまろやかなタンニンと爽やかな酸味のしっかりとしたストラクチャーで、余韻も長い。
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