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禅の修行で学んだこと

・人間まずは自分が満たされていることが大事

以前3泊4日で禅寺に体験入山したときのことです。

自分にとって1番きつかったのが正座をすることでした。

座禅のポーズはあまり問題なかったのですが、とにかく正座がかなりきつかったです。

禅寺の食事は3回あって、粥座 (朝食)斎座(昼食) 薬石(夕食)とあります。

今回お世話になったお寺では朝食と夕食が正座で、食べ方の作法も厳しく私語厳禁でした。

昼食だけは通常のランチと代わりありませんでした。


朝食と夕食は全員が食べ終わるまで待って、合掌して終了となります。

その間ずっと正座をしていなくてはいけません。


私は正座に慣れていなく辛かったので、食事の量もいつもより少なめにして早めに食べ終わるようにしていました。


しかし全員が食べ終わるまで正座をしていなくてはいけないので、待っている間ついつい他の食べるのが遅い人に対して、心の中で「早く食べ終わってくれよ」「おかわりなんかせず、とにかく早く食べてくれ」と無意識に怒りに近い感情を抱いていました。


そんな朝食が終わり作務(奉仕作業)が終わって昼食になりました。


昼食はざっくばらんに足を崩して最初と最後だけ全員で合掌するだけです。


食べ終わってのんびりしていると、あることに気が付きました。


何かというと食べるのが遅い人も朝食同様にいたのですが、朝食のときのように怒りの感情は全く無く、満ち足りてのんびりみんなが食べ終わるのを待っていたのです。


・自分の状態が周りの人をどう感じるかに影響する

このことから常日頃でも自分が自分に満足していたり、満たされていると感じている人は特に周りの人が気にならないし、ちょっとのことではイライラしないということです。

逆に自分が満たされず不満足に感じている人は、他人を見て批判してみたり、ちょっとした間違いをわざわざ注意したりするのではないでしょうか。

正座に慣れてなくて痛いのは自分の責任なのに痛さに我を失って食べるのが遅い人を責めるように、自分に満足していない人は自分の痛みを他人の責任にしてしまっているのではないでしょうか。

他者の役に立つことも大切ですが、まずは自分が自分を大切にする。

それが結果的には他人に迷惑もかけず、余力があれば助けることに繋がるのではないでしょうか。


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