転職しても同じような上司に悩まされる

・あなたには苦手なタイプの人がいますか

上からモノを言う人、やたらハイテンションな人、慣れ慣れしい人、冷たくて無口な人、やたら正義感が強い人、などなど人によって自分の苦手なタイプがあると思います。

このような苦手なタイプは極力関わらないようにし、日々過ごすことができればありがたいですね。

しかしあなたが転職したり引っ越ししたり、新しい習い事をはじめた時に、人が変わってもまた同じようなあなたの苦手なタイプにばかり遭遇することがあれば、一度立ち止まって考えてみる必要があります。


・同じような上司に悩まされる

私は主にコールセンター業界で働いてきました。

転職も何度かしましたが、いつもいつも同じような上司の元に配属されて悩んでました。

具体的にどのような上司かというと…

✓　何事につけても自分のやり方を細かく強要する支配的な性格
✓　エリート意識が高く選民思想
✓　自分が指示した以外のやり方で成果を上げると全く認めない
✓　くどくど自分の持論を長時間言って聞かせる

もちろん人が変わるので性別や体型、年齢や外見は変わりましたが性格的には上記のようなタイプの上司の元でばかり働いていました。

・心理学で言う「投影」を学んでからは…

心理学では「アイデンティティの投影」という考えがあります。

自分が自分に対して好きになれない性格や認めたくない性格を、無意識の内に身近な他者に投影し、鏡のようにして他者が見せてくれることです。

なので…

私の場合は残念ながら私自身が上記のような嫌な性格だったということになります。

客観的に考えてみると仕事上で自分より後輩に対しては、同じような態度を取っていたことに気づきました。



・投影されたアイデンティティの統合を進める

自分も同じように他者（自分よりも立場の弱い人）を不快にする態度を取っていたことに気づいてからは、それを改めるようにしました。


すると新しいコミュニティに参加することになっても、今までのように傲慢なタイプの人がいなかったり、いたとしても過去歴代の上司と比べればかなりマシな人に出会うようになりました。

このようにもしあなたもいつも同じようなタイプの人に悩まされているのなら、一度立ち止まって同じようなことを自分がする立場になっていないか考えてみて下さい。


いちばん重要なポイントはそのことに気づくことです。


気がつくことさえできれば、時間はしばらくかかるかもしれませんが、必ず改善する方向に進んでいきます。