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スペイン留学の第一関門『学生ビザ申請』

スペインへ長期留学をする場合、必ず行わなければいけない『ビザ申請』

ほとんどの方が初めての経験であり、必要書類も多く、留学前の第一関門といっても過言ではないでしょう。

本記事では、スペイン学生ビザの申請について解説していきます。
※ビザ申請に必要な書類や条件は、予告なく変更されることがあります。最新の情報はスペイン大使館に必ずご確認ください。

STEP1 ビザの種類を知る

学生ビザには2種類あります。
①短期留学査証(短期学生ビザ)
 現地での滞在期間が91日〜180日までの場合
②長期留学査証(長期学生ビザ)
 現地での滞在期間が181日以上になる場合

なお、日本国籍の方で且つ90日以内の滞在であれば、ビザの申請は必要ありません。(パスポートだけでok)

STEP2 必要書類を集めよう

1️⃣ 査証申請書

名前や生年月日、パスポート番号やスペインの入国日などの情報を記入します。各設問は日本語で表記されているので難しくないと思います。

申請書のフォーマットは、アルビレックス新潟バルセロナがご用意します。

申請書の一部

2️⃣ 証明写真(3×4程度)

免許証や履歴書に用いるアレ、です。ただし1つだけ注意が必要なのが、『背景は白色』ということ。先ほどの申請書右上に貼り付けた状態で、申請当日はお越しください。

3️⃣ 有効なパスポート

残存期間が『スペイン入国日より1年以上残っているもの』
パスポート原本と顔写真ページのコピー1部が必要です。

4️⃣ 滞在目的を証明する書類(原本とコピー1部)

スペイン語で書かれている証明書のみ有効
です。
一般的には、通学予定の語学学校から発行してもらう通学証明書(Certificado de estudio)が有効です。

ただし、条件が3つ。
①週20時間以上のコースに通うこと。
②インスティトゥート・セルバンテスに認可されている語学学校であること。
③証明書には、コースの通学期間、授業日程、授業時間数が明記されていること。

アルビレックス新潟バルセロナでは、我々がこの書類を取得しますのでご安心ください。

5️⃣ 医療保険に加入していることがわかる書類(原本とコピー1部。英文または西文)

スペイン大使館の概要には以下の通り、保険の条件が記されています。

と言われても、よくわからないですよね。

留学生が最も加入しているのが、アデスラス(Adeslas)社の医療保険。こちらの保険会社の保険では、この学生ビザ申請者用の保険プランがあります。(つまりそのプランに加入すればok)

しかも日本語のページがあり、WEB上で申込が完了するため手続きも簡単です。

スペインの医療保険に関する詳細は、今後別の記事で解説させていただきます。

6️⃣ 経済能力の証明書類

スペインでの滞在費(月額537.84ユーロ相当以上)を支弁する能力を証明する書類が必要です。

これもややこしいですね。
例えばスペインに10ヶ月滞在するのであれば、「5,370.84ユーロ以上のお金がありますよ」というのを証明しなければいけません。

これを証明する書類として認められているのが2つ。
①通帳の原本とコピー
 申請日から遡って3ヶ月間の取引明細にて、先ほどの金額以上の残高があれば問題ありません。
②給与明細の原本とコピー
 申請日から遡って3ヶ月の給与明細にて、先ほどの金額以上の収入があれば問題ありません。

また、これらの書類は申請者の「親または配偶者」のものでも構いません。その場合は、関係性が証明できる「戸籍謄本」が別途必要となります。

7️⃣ 航空券の予約確認書

渡航予定日が確認できる航空券の予約確認書が必要です。多くは、航空券を購入した際に送られてくるeTicketのコピーが認められています。

ここまでが、「短期留学査証」を申請する方が準備しなければいけない書類になります。
「長期留学査証」を申請する方はこれらに加え、以下のあと2点、書類の準備が必要です。


8️⃣ 健康診断書(原本)

① 国際衛生規則に基づく、公衆衛生上に深刻な影響を及ぼす恐れのある疾患(サル痘、黄熱、コレラ、ペスト、鳥インフルエンザなど)に罹患していないこと
②薬物常習、重大な精神異常、猛烈な興奮状態を伴う精神疾患等に罹患していないこと。

これらを証明する必要があります。

特に病院や検査の指定はありませんので、お近くのクリニック等で問診を受け、必要事項に記入していただくだけでokです。
受診前にクリニックへ電話して、作成可能か確認してから行くのが良いでしょう。

健康診断書のフォーマットは、アルビレックス新潟バルセロナがご用意いたします。

健康診断書のフォーマット

9️⃣ 無犯罪証明書(原本)

つまり、過去5年間犯罪を犯していないことを証明する書類が必要です。

この書類は、各都道府県の警察本部でしか発行されません。住民票を登録している都道府県の警察本部に事前に連絡をしてから取得に行きましょう。

「留学のビザ申請のために、無犯罪証明書を発行してほしい」と伝えれば、場所や必要書類等を教えてくれます。

なお、申請から取得まで数週間かかりますので早めに申請しましょう。

STEP3 申請

申請は、東京・六本木にある「駐日スペイン大使館」へ本人が出頭する必要があります。

申請可能なのは、月曜日〜金曜日9時30分から12時30分の間のみ。

また、スペインの祝日は休館日となるのでご注意ください。

大使館に到着すると、まず警備員さんに「学生ビザの申請です」と伝えましょう。
荷物検査を行い、番号札を渡されます。

順番が来たら窓口に呼ばれますので、集めた書類を全て渡しましょう。

あとは待つだけ。

書類に問題がなければ、受け取り可能な日時を指定されます。(例:2024年6月15日以降であれば受け取り可能です。のような指定)

指定された日にち以降に、再度大使館に行き、パスポートを受け取ります。

申請から受け取りまでの間、特に問題がなければ大使館からは連絡はこないため、忘れないように受取日はしっかりとメモをするなり押さえておきましょう。

⚫︎提出書類に不備があった場合
万が一不備があり、大使館職員に指摘された場合、簡単なものであればその場で修正することが認められます。しかし、後日提出が必要な場合は、郵送にて再提出するなど認められる場合もあるので、大使館職員の指示に従いましょう。

時期により、申請から取得までの期間は大きく前後しますが、余裕を持って渡航日より2ヶ月前には必ず申請することをお勧めします。

アルビレックス新潟バルセロナの留学生は、ビザ申請当日はスタッフと一緒に申請に行きます。


ここまでが、ビザ申請のおおまかな流れとなります。

特に多くの書類の準備が必要で、大変そうなイメージがあるビザ申請。
アルビレックス新潟バルセロナでは本プログラムの留学生に対し、ビザ申請準備の無料サポートをしております。

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