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イタリアの魚醤・コラトゥーラ ☆ いわしから造られる発酵調味料です

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.64>

イスキア島(Isola Ischia)を散策中に、食材店で、テンションが上がる調味料を見つけちゃいました。

イタリアの魚醤・コラトゥーラ(Colatura)です。

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チェターラ産・いわしの魚醤 コラトゥーラ
(Colatura di Alici di Cetara)


「魚醤って何?  コラトゥーラって何?」と思われた方でも、
東南アジアの発酵調味料・ナンプラー、ニョクナムは、聞かれたこと、
調味料として使われた方も多いのではないでしょうか。

日本でも、「しょっつる(秋田)」「いしる(石川)」「いかなご醤油(香川)」等の発酵調味料があります。
兵庫県の明石でも、造られているのですよ。


イタリアには、古代ローマ時代から造られていた魚の内臓が原料の発酵調味料・ガルム(Garmu)がありました。
その後、消えてしまったのですが、このコラトゥーラが酷似していることから、
ガルムが起源ではと言われています。

現在は、アマルフィ海岸にある 小さな港町・チェターラ(Cetara)のみで
造られていて、なかなか出会えずで。
イスキア島で見つけた時は、本当に嬉しかったです。

もちろん、即、購入。
翌年の料理教室「魚醤シリーズ」の第一弾で使って頂きました。

<カンパーニャ州> (5) ~魚醤シリーズ(1) イタリアの魚醤を使って~
( 2013年 6月 メニュー)

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なすとオリーブの実のフジッリ
(Fusilli con olive,melanzane e colatura)

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アクア・パッツァ
(Acqua pazza)


そして、やっと、生産地・チェターラを訪れることができたのが、6年後。
2019年の夏でした。
製造工場の見学をして、美味しいコラトゥーラのパスタも食べられました。

その時のことは、こちらに綴っています。


その他、アマルフィ海岸周辺の旅行記は、こちらから…。


また、レシピ集でも、魚醤を使ったお料理をご紹介したいと思っています。



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