素晴らしき輝きの、サン・ジュスト聖堂@トリエステ
<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.68>
トリエステ(Trieste)の街を見渡せる、カステッロ(城)の横に、
街のシンボルでもあり、文化財でもある、サン・ジュスト聖堂(Basilica di San Giusto)があります。
ローマ時代から修復・増築を重ね、現在の姿は14世紀になって出来たもの。
どっしりと、存在感のある聖堂です。
この聖堂の内部が、本当に素晴らしかったのです。
長い年月を通して、造り続けられ、その時代の建築様式が残っているので、それぞれを楽しむことができるのです。
例えば、写真の、柱頭の彫刻部分。
左柱は、クルクルッとしたコリント式なのに対して、
右柱は、シンプルなドーリア式。
床は、ローマ時代のモザイク画、壁には、また雰囲気の違うフレスコ画で、彩られています。
そして、私が一番心惹かれたのは、中央奥にある祭壇の上のクーポラのモザイク画。
色鮮やかに描かれている絵は、石自体がキラキラとしているので、
見る場所によって、色がやんわりと変わり、輝き方も変わってくるのですよね。
今まで、色々な教会のモザイク画を見てきましたが、
本当に、素晴らしく、その輝きに魅了され、ドキッとさせられたクーポラでした。
またいつか、是非、再訪したい!と思った教会のひとつ。
あれから、10年以上経った今でも、輝きが余韻に残っています。
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