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古代ローマの英雄☆ユリウス・カエサル

<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.70>

ローマの遺跡群・フォロ・ロマーノ(Foro romano)の道沿いに、カエサルの像を、見つけました。

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古代ローマ時代の英雄 ユリウス・カエサル(Giulio Cesare)
英語名で、「ジュリアス・シーザー」

決して恵まれた幼少・青年時代ではなかったですが、
万民の心を魅了した人間性、懐の深さ、そして「将」としての明晰な頭脳を持ち、ローマの頂点に一気に、駆け上がったカエサル。

当時の法律や暦、道路など整備等、いわゆるインフラにも着手し、
志半ばに命を落としてしまった、カエサル。
この暗殺も、彼の「寛容さ」が招いたとも、言われてますが、
その後、500年近く続いたローマの基盤を築き、明確に示したのは、
誰でもない、この天才統治者カエサルでした。

歴史に「 If 」は、つきものですが、
もし、カエサルが暗殺されなかったら…と思うと、本当に、色々想像してしまいます。

フォロ・ロマーノの中にも、カエサル神殿(Tempio di Cesare)があります。
ここも、必見です。

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写真・中央、岩群と白っぽい屋根があるのが分かりますか?

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カエサル神殿(Tempio di Cesare)

暗殺されたカエサルが、火葬された場所に、つくられた神殿跡です。
当時の神殿の姿は、ほとんど残っていませんが、
それでも、この神殿跡には、いまだ、献花や「親愛なるカエサルへ」と書かれた手紙が、何通も置かれていました。

その様子を見て、じ~ん、ときてしまった私。
イタリア人、そして、世界中のカエサルファンが、違う言語で、カエサルの伝記を読んで、そしてローマを訪問。
献花、手紙を書いて…っと思うと、思わず、気持ちが入ってしまいます。

そして、カエサル縁の古代ローマ・共和政時代の遺跡が、もうひとつ。
パンテオンから、南に行ったところにあります。

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アルジェンティーナの聖域
(Area Sacra dell' Argentina)

「トッレ・アルジェンティーナ広場(Largo di Torre Argentina)」とも
呼ばれています。

「ブルータス、おまえもか…(Tu quoque, Brute, fili mi?)」

カエサルが、そう言い残して、暗殺された場所でもあります。
20世紀初めに発掘され、今は、入場できませんが、外から、十分見学が出来ます。
そうか、ここで、カエサルが…っと思うと、また、ちょっと武者震い。

ちょうど、この旅の時に、
塩野七生さんの「ローマ人の物語<ユリウスカエサル時代>」を読んでいたので、色々、思いを馳せてしまいました。

ちなみに、この時、夜の9時。
夏は、まだまだ明るいローマの街です。


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