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夕景に、ほっこり…、漁師の親子

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.54>

シチリア州・トラーパニ(Trapani)最後の日。
結婚式の記念撮影に遭遇して、幸せのお裾分けを頂き、無事、スーツケースのパッキングも終了。

小腹が空いたので、折角だからと、近くのピッツァ屋さんで、4種のチーズピッツァをテイクアウト。
部屋で、夕景を楽しみながら頂きました。

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テイクアウトした4種のチーズピッツァ
(Pizza ai quattro formaggi da asporto)

ただ、これが…、美味しくなかった…。
イタリアで、何度も、ピッツァを食べていますが、本当に、時々ですが、
こういう何とも言えない、残念なピッツァと出会ってしまうのですよね。

私も、パンを焼くので、どうしたら、こんなに残念に作れるんだろう?と、
首をひねってしまいます。

ピッツァ生地に使われる主材料は「粉、酵母、塩、オリーブオイル、水」。
これが、基本。
その中で、より美味しく仕上げるために、作り手が色々、試行錯誤するのですが、初めて作った人ならともかく、お店で提供する商品として、
どうしたら、こんなに残念になるのか、これを、お金をもらって提供して良いと判断できるのか?と、考えちゃうんですよね。
(あ、私、なかなか辛辣です…)

酵母の違い? 粉の種類? 発酵時間? 燃焼温度?
窓から、外の景色を眺めながら、「なぜだろう」を色々考えていたら、
結局、チーズの部分を中心に、かなり食べてしまいました。
これも勉強です。

エリチェがある山の、この景色も見納め。
この日も、しっかり、山頂に雲がかかっています。
滞在中、この景色に、何度も癒されました。

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ふと、海に目を落とすと、コキコキと動いている小舟があります。
漁師の親子のようです。

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息子さんが、網を引いていて、その横で、お父さんが何か指示をしている様子。
はっきりとした会話は聞こえませんでしたが、なんだか、この親子の光景に、ほっこり。
この光景も良い思い出、チーズピッツァも、ある意味良い思い出です。

さあ、明日は、3つ目の滞在地・アグリジェントに向かいます。

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