ミラノのサン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂
<イタリア旅行記(2007年春・リグーリア&ミラノ)no.54>
毎月、最終日曜日に、ナヴォリオ運河(Canale di navorio)に沿って「骨董市」が開かれるミラノ。
ミラノ滞在2日目の、この日が、ちょうど、3月末の日曜日。
早速、ナヴォリオ運河を目指して、小雨の振る中、出発です。
途中、16本の列柱が目に入り、うん?、どこかで見たことがある?
地図で確認すると、サン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂(S.Lorenzo Maggiore)。
古代ローマ時代の列柱が今でも残っている聖堂として、事前チェックしていた場所でした。
目の前に出てくるまで、気付かなかったとは不覚。
長い年月、時代を経てきた列柱、歴史を感じます。
古代ローマ時代の列柱と、その後ろを走る、現代のミラノ市民の足・トラム(オレンジ色の市電です)。
時代を越えての「共演 」、良いですね。
そのまま後ろへ振り返ると、聖堂があります。
中央に立つのは、コンスタンティヌス皇帝の像。
キリスト教を公認した「ミラノ勅令」を公布した皇帝です。
日曜日で、礼拝の集会があったのですが、内部は見学できると聞き、静かに入らせてもらいました。
奥に進むと、右手に、温度と湿度管理された部屋があります。
4世紀頃に造られた、モザイクで彩られた霊廟(れいびょう)があり、
こちらも見ることが、出来ます。
これは、一見の価値ありです。
裏手から見た聖堂の様子。
歴史を感じさせる、この佇まいが、また良いですね。
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