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【宿泊情報】マテーラ・洞窟内のB&B

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.36>

世界遺産にも登録されているマテーラの「洞窟住居地区・サッシ(Sassi)」(1993年)

17世紀頃、外敵から身を守るために、崖に洞窟を掘り、住居として使われ始めた場所です。
同じ、ひとつの空間内に、多くの家族が暮らし、また家畜も飼っていたりと、段々と住環境が劣悪化。
1950年代に、洞窟住居地区からの強制移住・撤去が制定されました。

負の遺産として、手付かずの荒れた地区になっていましたが、世界遺産に登録されてから、このサッシを、綺麗にして再利用・活用しようとする活動が進んでいます。

私は、14年前(2005年)に一度、訪れているのですが、その時は、まだまだ取り残された場所、時間が止まっている地区…、というイメージが強かったのですが、随分と変わっていました。

綺麗に整備されてきたサッシ地区。
現在は、ホテル、宿泊施設、レストラン、アトリエなどにも利用されています。

折角の機会ですから!と、サッシ内の宿泊施設B&Bに滞在しました。

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滞在した部屋

洞窟を再利用したB&B。
正直、どんな感じかな…と、ドキドキしていたのですが、とっても綺麗で、驚きました。

「洞窟」と言っても、入口に近い部屋だったので、窓もあり、快適。
朝晩は、この猛暑の時でも、冷んやり、ちょっと寒いぐらいでした。

B&Bは、家族経営で、おばあちゃまが、ここの一室に住まわれていて、色々とお世話をして下さいます。

到着後、その、おばあちゃまが、このB&Bで一番のお部屋・スイートルームを見せて下さいました。

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私が滞在する部屋よりも、かなり広く、より、洞窟、洞窟しています。

「電気も水道も完備しているので、快適よ」と、おばあちゃま。
確かに、雰囲気もあって、素敵です。

14年前とは、随分、変わったサッシ地区。
観光地化されていくのは、少し残念ですが、こうやって観光客が多く訪れることで収入が増え、この世界遺産を維持できるのであれば、やむを得ない、
大事なことなのだと感じました。

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