パドヴァの街並み
<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.36>
パドヴァ(Padova)は、本当に、街中が美術館のよう。
散策をしていて、パッと目の前が広がった場所に、荘厳にそびえる教会がありました。
「イル・サント(Il Santo)」とも呼ばれ、
イタリア国内でも有名で、愛されている聖堂のひとつです。
三重県の伊勢神宮を、私たちが親しみを込めて「お伊勢さん」呼んでいるのと、似ていますね。
パドヴァの聖人アントニウスのお墓を守るために、100年近くの年月をかけて建造された、ロマネスク=ゴシック建築のもの。
近づけば、近づくほど、厳かな姿に、圧倒されます。
ドナテッロ(Donatello)作の銅像です。
「ガッタメラータ(Gattamelata)」の愛称で呼ばれた、ヴェネツィア共和国の傭兵隊長で、彼の死を追悼して建てられました。
イル・サントと共に、抜群の存在感です。
そこから、少し南東へ進むと、大きな広場に出ました。
広場の周りには、トラムが走り、奥には、先程、見てきた大聖堂も覗いています。
広場では、お土産屋さんが並び、子供達も遊んでいました。
ここにも、時計の下に、ヴェネツィア共和国のシンボル「有翼の獅子」の彫刻があります。
時計台自体も、造りが、ヴェネツィアの時計台にも、似ていますよね。
古いながらも、アカデミックな街並みが魅力的なパドヴァ。
満喫しました。
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