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ミネルヴァ広場の「象」&教会

<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.66>

パンテオン(Pantheon)の裏手に、広場があります。

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ミネルヴァ広場(Piazza di Minerva)

広場から、少し見えるパンテオンの後ろ姿(左奥)も、存在感あり過ぎです。

そして、右にあるのが、「象のモニュメント(Pulcin della Minerva)」。
正面から見ると、こんな感じです。

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象のモニュメント(Pulcin della Minerva)

よく見ると、鼻の長さに、少し違和感を覚えますが、それも、可愛いです。
象の上にあるのは、オベリスク(obelisco:柱)。

ローマの街を歩いていると、すーっと空に伸びるオベリスクを、よく目にします。
日時計の役割を果たしていたと言われてますが、その石の表面には、
柱を立てた王や武将の物語が、刻まれているそうです。
よく見ると、文字のようなものが…。

この大理石「象」の上にあるオベリクスは、紀元前6世紀に、古代エジプトで造られたもので、戦利品としてローマに持ち帰り、乗せたそうです。
確かに、石の色が違いますね。

実際に、近くで見ると大きくて、なかなかの迫力です。
ふと、シチリアのカターニャ(Catania)で見た黒い象のモニュメント
思い出しました。


ローマの「象のモニュメント」の後ろにあるサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(S.Maria Sopra Minerva)も必見です。
シンプルなファザード(玄関)から想像していた以上の、鮮やかな内部です。

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サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(S.Maria Sopra Minerva)内部

この天井のブルー、私の大好きな青。
堪りません。

奥行きがあり、教会内は、ミケランジェロ作の「キリスト像」や、
アントニアッツォ・ロマーノの「受胎告知」、フィリッピーノ・リッピの作品等が、目の前で見ることが出来ます。

小さな美術館とも言われるミネルヴァ教会
美術にあまり興味がない方も、この教会の空間や、色彩、ステンドグラスのバラ窓を見るだけでも、立ち寄る価値があると思います。

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