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フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘①

<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.69>

永遠の都ローマ(Roma)。
この街の誕生の地でもあるフォロ・ロマーノ(Foro Romano)& パラティーノの丘(Palatino)は、紀元前時代に造られた、素晴らしい遺跡を見ることが出来る考古学地区です。
とにかく広いので、この時は、2日に分けて訪れました。

この日は、西側(ヴェネツィア広場寄り)を攻めました。

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セプティミウス・セウェルスの凱旋門
(Arco di Settimino Severo)

203年創建の門。
その名の通り、セウェルス帝とその息子たちの勝利を讃えて造られたものです。

1800年の時を超えても、これだけ細部に亘って、しっかりと形を残してるんですよね。
右下の女性と比べると、その大きさも想像してもらえると思います。
惚れ惚れしちゃいます。
凄いです。

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サトゥルヌス神殿(奥の柱)
(Tempio di Satruno)

フォロ・ロマーノの中で、最も古い建築物のひとつと、言われています。
紀元前5世紀に建築に着手、紀元前1世紀に造り直されましたが、
イオニア式円柱8本が、当時のまま現存しています。
こちらも、凄い!

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ロムルス・レムス広場(Largo di Romolo e Remo)
パーチェ神殿(Tempio della Pace)、市庁舎下の遺跡群

ここから振り返ると、その奥にも、フォロ・ロマーノが広がっています。

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奥に、まだまだ広がる、フォロ・ロマーノ

ここで、大通りのフォリ・インペリア通り(Via dei Fori Imperiali)
横切って、北側へ。

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トラヤヌスの市場(Mercato di Traiano)

私が、初めて、イタリアの地を踏んだのが、2000年のローマ。
教科書で見たコロッセオ(Corosseo)を、初めて、間近に、この目で見た時は、武者震い。
そして、無性に感動してしまったのが、その横にあった、このトラヤヌスの市場だったんです。

アーチ状になっている場所には、商店や食料品店が入り、マーケット(市場)として使われていたと言われています。

想像してみて下さい。
古代ローマ時代の生活が、市場が、ここにあり、賑わっていた、その当時の事を。
活気に溢れ、呼び込みをしたり、上手に、採れたての野菜を勧める店主、
値段交渉をするお客達、時には、怒号が飛び交って、小競り合いもあったりして…。
2000年もの前の、市場の様子を想像するだけでも、ワクワクします。

今回も、然り。
何度、訪れても、立ち止まって、見入ってしまう遺跡でした。



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