小さな丘の上の街・カステルサルド

＜イタリア旅行記（2009年夏・サルデーニャ島&ローマ）no.14＞

アルゲロ滞在2日目。
この日は、バスを乗り継いで、さらに北へ。
サルデーニャ島の北部・アナシラ湾（Golfo dell' Anasira）を望む丘の上の街・
カステルサルド（Castelsardo）を目指します。

直行バスはなく、行き方は、２通り。

①　アルゲロ → サッサリ（Sassari）経由 → カステルサルド
②　アルゲロ → アルゲロ空港・経由 → カステルサルド

こういう時、「 初めて」を選ぶのが、私流。
アルゲロ空港は、飛行機で到着時に、一応、通ったので、サッサリ経由に決定。

アルゲロから北東に約30㎞。
サッサリは、サルデーニャ島・第2の都市で、時間があれば、訪れてみたいと思っていました。

でも、サッサリの、バス乗換停留所は、中心街からは遠く、ガイドブックにも載っていない、地図外の場所。
中心街までは、3～4kmと聞いたので、乗換時間内での移動は難しく…。
残念…。

サッサリ散策は諦めて、カステルサルド行きのバスに、乗り込みました。

カステルサルドの街（Citta` di Castelsardo）

サッサリから、バスで走ること、50分程。
あの小さな丘の上、想像よりも小さく、所狭しと色とりどりの家が建ち並ぶ、
可愛らしい街・カステルサルドに、到着です！
そして、やっぱり、海も空もきれいでした。

バス降車時には、必ず、運転手さんに、帰りのバス停留所の場所を、
確認します。
イタリアでは、往路、復路のバス停が、かなり離れている事もあるので、
要チェックです。

特に、今回の、サルデーニャ島は、停留所の目印がないことが多いなっと、
旅をしていて、感じました。

「この道を右に曲がったところよ」っと言われても、右に曲がってみると、
普通の住宅地で、何の目印もなし…、と言うこともありました。
なので、バスの運転手さんに聞くのが一番！
降車が終着地で、急がなくて良い時は、出発時刻まで聞いちゃいます。

予想通り、ここでも、違う場所でした。
さあ、帰りのバスの確認も出来たし、まずは、お城「カステッロ（Castello）」を目指しましょう。

カステルサルドの坂道からの景色
（Vista dalla collina di Castelsardo）

標識はなかったけど、とにかくに、上へ、上へ…。
急な坂ですが、景色は抜群！

カステルサルドは、直訳すると、「サルデーニャ（Sardo）の城（Castello）」。
中世の時代、ジェノヴァ人が造った街で、その時は、違う名前だったそうです。
その後、スペインの支配下となってから、現在の名前になったとか…。

途中、石畳の街の中も通り、お城に到着です。
さあ、中に入りましょう！

城の入口（Ingresso al castello）

眼下に広がる可愛らしい建物。
お城からの眺望は、素晴らしく、本当に、海の美しさに、惚れ惚れしてしまいました。

この、サルデーニャ島で見る様々な「青」の色に、毎日、心を打ちぬかれている私です。

ズキュン！！

そして、この海の先は、もう、フランス領のコルシカ島（Corsica francese）。
本当に、遠くまで、来たもんだな…と、また、海を眺めながら、色々感じ入っていました。