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「19歳までに手に入れる7つの武器」読書感想文

はじめに

本書は著者の50冊目の本であり、著者も述べているように、今まで出した本のエッセンスがギュッと詰まっていた。私は著者の本を何冊も読んできたため、その内容が自分の経験と重なり、振り返りのように読み進めることができた。
本書の7つの武器を自己採点しながら振り返ってみた。

元19歳の7つの武器 自己評価

「整える力」

睡眠の重要性を何度も伝えてもらっていたので、夜11時前には寝るようにしている。(達成度78%)また、「運動すると頭が良くなる」も常識となり、日替わりでランニングマシーンと音楽に合わせてエクササイズダンスをするのがすこぶる楽しいくなっている。(88点)さらに、幸せ物質セロトニンの原料であるトリプトファンが多く含まれる、バナナは欠かせない。(93点)(トータル86点)

「レジリエンス(心のしなやかさ)」

もともと私はレジリエンスが低かった。正々堂々と相手に立ち向かう姿が美徳としていたきらいがあったが、さまざまな著者の本を読んで、考え方が変わった。
本書にあるレジリエンスを高めていく方法(失敗してフィードバック。ゼロヒャク思考に陥らない。物事はいい部分と悪い部分の二面性があるので先入観にとらわれないなど)も意識している。(82点)

「コントロール力」

残業ばかりの毎日から抜け出し、睡眠時間を優先するように改めた。また歩数計がわりと理由をつけて持ち歩いていたスマホも、スマートウォッチに切り替え、持ち歩かなくなったら集中力する時間が増えた。(75点)

「つながる力」

もともと、私は自己責任論が強く、あまり人とつながらなかった節があったが、今では気の合うコミュニティー仲間がいる。(85点)

「読解力」

まず自分で調べる行っている方だが、精度が不十分と感じているので(65点)

「好奇心」

人一倍引っ込み思案だった昔からすると、私はだいぶ変わったと思う。これからも興味があるものはとりあえず飛び込んでみようと思う。期待を込めて(70点)

「アウトプット力」

人前で話すこと、不特定多数が見るSNSに自分で発信なんて、とてもじゃないけど無理ー!と思っていた私だったが、ぼちぼちやっている。けどまだまだ量が足りない。もうちょっと頑張ろう(60点)

このような感じで振り返った。
しかし、今回は最大の難関に挑戦してみた!

過去最大の難関に挑む

それは、18歳の息子と中2の娘をどう変容させるか。
自分が変わるのは、自分の意思・自分次第。
人を変えるのは至難の業だ。

恥ずかしながら、うちは「デジダル依存」だ。スマホ・PC・タブレット・スマートウォッチ・スマートイヤホンなどデジタルデバイスは各々持っている(中2娘はスマホと学校のタブレットのみ)。

この「デジタル依存」いや「デジタル中毒」の我が家に、私は「このままではいかん!何かできることはないか」と考え、次のような取り組みを行った。

1.講演会参加

息子と一緒に著書の出版講演会に参加。(ダメもとで息子を誘ってみたら、有名著者に会えるという興味半分で「面白そうだから行く」と、参加を決意!嬉しかった!幸先良いぞ!)→講演会直後は睡眠時間を意識しているように思えた。しかし、スマホの使用時間はあまり変わっていないようだった。

2.家族グループラインでの共有

本書を読み、私が気になった箇所をマーカーペンで色をつけ写真を撮り、その写真を家族のグループラインに送ってみた。→既読スルー(泣)

3.スマホの悪影響について話し合い

本書に載っていたスマホの悪影響や世界のスマホ制限の現状を話したが、私のアウトプット力の未熟さゆえ、夫(←口が達者)+息子VS私の戦いは敢えなく撃沈。(でも完封負けではなかったと自負!)

4.画像生成AIの利用

画像生成AIで「スマホ使用による良い影響と悪い影響を受けた子」それぞれの絵をグループラインに投稿。→結構衝撃的な絵であったが、既読スルー(泣)

5.巻き込み作戦

夫は仕事柄ディベートを得意とするので、ここは敢えてスマホ使用制限側に回って、私と対話してほしいと提案。これは夫も面白がってやってみると言ってくれた。しめしめ(笑)。するとちょうど息子が自分の部屋から出てきたので、リビングで、息子と学校の様子など聞きながら3人で会話をし、スマホ使用時間の話のタイミングを伺う。
なかなか切り出せなかったが、気づけば1時間強、3人で話しをしていた。いつもはスマホ片手にチラ見しながら、必要最低限の会話のみなのに、3人ともスマホも触らず、学校の様子、人付き合いのこと、他の子がどんなふうに頑張っているなど、話ができてよかった。

普段、バタバタで食事もバラバラだったり、休みの日もそれぞの時間を楽しんでいるので、このような時間は家族旅行以外でいつぶりだろう。

まとめ

本書を通じて、家族の絆を再確認し、家族との何気ない会話や一緒に過ごす中で、デジタルデバイスに頼らない豊かなコミュニケーションの重要性を認識した。またデジタル中毒の彼らに少しでも変化の兆しが見えることが嬉しく、これからも、スマホでなく、この本を片手に私の挑戦は続く!

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