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【中学受験と娘、そしてmRNAワクチン】

イギリスのコロナの変異種が広がっているために、姪っ子たちに会いにフランスに行けない我が家。

アメリカや中国で進むワクチン接種に対して遅れる日本の話のついでに、mRNAワクチンと免疫の話を、再びZOOMで娘にプレゼンしてみました。

免疫=病気をやっつける仕組み

最初は免疫とは病気をやっつけるシステムと説明しましたが、ピンときてなかったようなので、「仕組み」と説明しなおしたら理解したようです。

感染症とは、ウイルスや細菌など、身体で増えると病気をもたらすもの。

これをやっつける仕組みが「免疫」で、やっつけるのが「抗体」です。ゆうならば、免疫がライフルで、抗体が弾丸です。

つまり、病気になる前に、病気をやっつける仕組み(免疫)が、体の中で出来ていればよい訳です。この、病気になる前に免疫を作る薬、それがワクチンです。

ワクチンは、「病気を起こす能力を減らした病気の原因」を、薬にしたもので、製造するのに非常に時間がかかります。

当たりまえですが、この辺から娘の理解が怪しくなってきました。

飽きないように、スライドの登場です。

mRNAワクチン

予防接種を受けないで、病気になると非常に重篤な後遺症を残す場合があり、麻疹脳炎の後遺症に後悔する母親の記事を一緒に読みました。

A型肝炎までに至るまで接種している我が家は、HPVワクチンも9で接種しました。あとは、ピロリの除菌と狂犬病ワクチンもやっておきたいところです。

コロナのワクチン、最有力はmRNAワクチン

世界で最もHOTなワクチンはmRNAワクチン で、アメリカのモデルナとドイツのバイオンテックが作っています。 株主としては、「感染症だけではなく、癌ワクチンの開発にも力を入れているバイオンテックには頑張って欲しいところです」と力説しましたが、娘は興味なし。

実際父親として、次はニパウイルスのアウトブレイクじゃないかとも思っているので、二パウイルスのワクチンも期待しています(いまは、モデルナが開発途中ですが)

で、DNAとRNAを、4つの塩基を含めて詳しく説明しましたが、全く理解できず。

で、以下のように簡単にしてみました。

DNAは身体の設計図、  RNAはDNAをコピーする

DNAは設計図を含み、RNAはその設計図を基に体を作ります。また、DNAはACGTの組み合わせで書くことができ、プログラミングのコードと一緒。

子どもは、親からDNAを受け継ぐので、DNAを調べると誰の子どもかわかること。からの、森で死んでいても、DNAが解読できれば身元が分かる話になってしまい脱線。

さらに、氷漬けのマンモスはDNAが解っているので、再生できる可能性が残されていること。しかし、よみがえったマンモスは現代の気候や食べ物が食べられない可能性があることを話ました。

マンモス再生は、どこまで現実に近づいているのか?

なので、ウイルスや細菌、癌のDNAが解れば、免疫ひいては抗体を作ることができます。

RNAの中でもDNAをコピーするのがmRNA。つまり、コピーしたDNA(情報)が入っているのがmRNAになります。

mRNAは「単なる情報」なので、体の中にワクチンとして投与しても分解されるだけですが、 DNAを入れてしまうと、体に取り込まれ病気になる可能性があります。

なので、事前に免疫をつけるワクチンとしては、コードが解ればすぐに製造できる、ウイルスが変異しても書き換えるだけで済むmRNAワクチンが優秀なのですと、説明してみました。

明日はクリスパーでも説明しようと思っています。

さて、本日も受験には出なそうな話題で終了です。




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