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11/27 能登CX 弱虫ペダルカップDAY1

体重56.8kg CTL118 TSB+19
石川県志賀町にある能登ゴルフ場。ここは去年からコース内でシクロクロスのコースが常設された珍しいゴルフ場である。ここで弱虫ペダルカップという冠のついたJCXシリーズが開催されることになり、石川県の血筋を引く身としては参加しない理由は無く帰省を兼ねての参戦となったが、そこでは涙無くしては語れないストーリーが待ち受けていたのだった。

■能登ゴルフ場へ

0645に自宅出発の予定だったが0715にずれ込む。往々にして出発は遅れるので、計画自体を早めに設定しておくのが正解で、今回も15分ほど早めて設定していたため、実質の遅れは15分で済んだ。

車には家族5人とバイク3台を積載。車内収納やルーフを工夫しないと、これ以上はかなり厳しい。去年はこれに加えてキャンプ道具も積んだけど、どうやったんだ・・・?

道中は、amazonプライムビデオでダウンロードした「モンスターズホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい」を観ながら。
モンスターズホテルは、大人も子供も楽しめる内容でドライブで流すには丁度良い。今回の作は多様性がテーマだった。(よな)

昼食用のパンを買うため、googlemapで評価の高かった高岡市の「ベーカリーBeBe」に立ち寄る。

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買ったすべてのパンが美味しくハズレ無し。北陸のパン好きの皆さん、「ベーカリーBeBe」オススメですよ。

能登ゴルフ場には1150頃に到着。

■キッズタイムトライアル

子供たちのレースは競走種目では無くタイムトライアル。子供用にアレンジされたショートカットコースでのタイムを競う。

長男はCK2、ムスメ1号はCK1で、それぞれ4人ずつのエントリーなので、これは入賞が狙えるぞ!と鼓舞する。実際のところ、日ごろ自転車に乗っている訳では無いので、レースという雰囲気を楽しんでくれればそれだけで良い。
ただ、長男は、サッカーとスイミングをやっているので、それがバイクのリザルトにどう生かされるか、というのはちょっと楽しみであった。

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@Yuzuru Sunada

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@Yuzuru Sunada

バンカー区間、降車して安全に行く長男に対して

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ムスメ1号は迷うことなく乗車で。この辺の判断が面白い。

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2人とも一生懸命にペダルを漕いでゴールに入ってきた。
結果は、なんと2人とも2位という上出来の内容だった。長男はCK3を含めた全体でも3位相当のタイム。サッカーとスイミングで培っているフィジカルが役に立ったようだ。

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表彰後には、弱ぺ作者の渡辺航先生からサインやイラストを書いてもらい子供たちは大喜び。サービス精神豊かな素晴らしい方でした。

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■ダメ親父エンデューロ

子供たちのレースが終わって一安心。さて今度は自分の90分耐久レース。

スタートは1430で、時間的には余裕があるので、ゴルフ場という未経験フィールドでの最適な空気圧を繰り返し探ってみる。
各方面聞いてみると、ゴルフ場の芝の場合は少し高めのセッティングが良いとの事。確かに1.8barぐらいにしても、思ったよりバイクは跳ねない。
キャンバー区間もあるが、ここは慎重にいくことにして、今日は1.8barで走ってみることにした。

レースの前に試走時間があったので、レース会場に行ってみると多くの選手が走っていた。みんな結構本気で走っている様子。そして、なぜかその状況をガラパさんが実況している。

・・・。

・・・・・。

レース始まってるな、これ。。。汗汗汗

レースの実際のスタート時間は14時ジャスト。準備メモには14時としっかり記載していたのだが、いつの間にか脳内で1430に誤変換されていた。脳みその機能低下が著しい今日この頃。
オルガナイザーに説明して慌ててコースイン。時計はスタートから11分ほど経過していた。

このレースの目的は、半分がコースチェック、もう半分がスキルアップ。本番レースのJCXは明日なので、脚を使い過ぎないように注意しつつ、色んなラインや走り方を試していく。

2箇所あるキャンバーでは、ビビらずにスピードに乗せる事と谷側荷重を意識して、自分なりにうまくこなせることが出来て僅かだが進歩を感じる。

レース中盤を過ぎて、初めて他の選手に追い抜かれて、ここは負けられねぇと競り合う。うまくこなせていたキャンバー区間で出し抜こうと考えて踏み気味に。そしたらその先のやや逆バンク気味の下りコーナーでオーバースピードとなって高速スライディング・・・。
芝なので身体へのダメージは小さかったが、リアの変速がちょっとおかしくなった。エンドが少し曲がったかもしれない。コケる時は大抵右側なんだよな・・・意識して克服しないと。

最終盤、スタートゴールラインでガラパさんの「T-zakiが追い上げてキタ━(゚∀゚)━!」という実況が聞こえ、入賞圏内を意識。

シクロクロスという競技は、何故か、欲が出るとミスやトラブルが発生する。煩悩を捨てることがとても大事だ。
入賞を意識して間もなく、なんてことのない低速のヘアピンカーブでローにシフトダウンした瞬間に、鈍い音と衝撃がバイク後方から伝わってきた。慌ててストップして状況を確認すると、

・リアディレイラーがあらぬ方向を向いていて殉職
・リアハンガーもあらぬ方向を向いていて意識不明の重体
・ビッグプーリーのゲージが真っ二つに折れて殉職

という理解し難い状況。。。この後どうすんだ?損害金額なんぼ?明日どうするの?という疑問が脳内で交錯しボーゼン。

レース終了まで数分というタイミングだったので、とりあえずバイクを担いで10分程ゴールまでラン。心の乱をランで落ち着かせる。
結果は4位。惜しい!
いや、結果なんてどうでもよく、明日走れるのかどうか、もうそれだけ。ハンガーが逝っているっぽいので望みは薄い状況だった。

■サイクルショップカガさん

レース会場に来ていたコロチャンに相談すると、サイクルショップカガさんならなんとかなるやもしれん、とのことで連絡をとってもらい野々市のショップに行き、診てもらうことになった。コロチャン、ありがとう!
家族を金沢に実家に降ろして、家に入ることなくすぐにショップへ。

ハンガーの角度はレベルに戻すことが出来た。がしかし、ボルトのねじ切り箇所に貫通したクラックがあり、ディレイラーを固定できない、すなわち、フィニッシュ!!とのことだった(泣

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復旧には至らなかったが、急な話にもご対応頂いたサイクルショップカガには心から感謝。サイクルショップカガさんには初めて伺ったが、凄くシャレンティなお店で扱っているバイクは有名どころばかり。BGフィットもできるそう。今度は心穏やかな中でゆっくり再訪したい。

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実家に戻ると家族はお寿司を食べ終えて一服していた。
自分も残りの寿司を頬張り、ビイルを流し込む。

ふと思い出す。父親の誕生日にマッカラン12年を送ったんだ。ちょっと飲ましてもらうと探すも見当たらない。聞いてみると、香りが良くて全部飲んだしまったわ、と。プレゼントとして送っておきながら自分で飲むことを密かに楽しみにしていただが。
アサヒスーパードライを4本飲んで、とりあえず今日を終えることにした。


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意識の仕方、ちょっとの工夫、継続、そんな少しずつの積み重ねで、同じ練習内容でも得られる結果は変わってきます。沖縄4位、ニセコ総合優勝、国体ロード7位、乗鞍2位、Mt.Fuji優勝、数々の戦歴を残してこれました。いまは年齢に抗いながら、新たな工夫や意識を加えながら日々努力。一緒に頑張りましょう!!!

40代半ばのサラリーマン。そんな筆者が、家庭と仕事のバランスに苦悩しながら、ツールド沖縄、ニセコクラシック、マスターズ全日本選手権で上位を…

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