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9/13 GranFond Myoko プレライド in 柏崎/クレイジー過ぎたプレライド

■GranFond Myoko プレライド

体重55.3kg CTL131 TSB+20
グラベル区間や山岳超級を含む160km、獲得標高4000mのスーパークレイジーなGranFond Myokoが来週に迫った。付け焼き刃になってしまうが、少しでも本番に近い状況で走っておくべく、今日は柏崎に遠征してチームを組むアンディと野口君とグラベルライドへ。

大会に近い状況のもとで走っておくことは非常に重要で、ペース配分や補給に対する情報だけでなく、想定されるトラブルを具体的にイメージすることが出来る。特にグラベルなんかは、ロードレースやヒルクライムと比べてトラブルの頻度やリスクは格段に高いだろうし。

■クレイジー過ぎたプレライド

4時に起床して、車の中で手作りパンをmgmgしつつ現地へ向かう。無発酵のパンなら30分程度で焼けるので、そんなに手間を掛けずに美味しいパンを食べられる。変な調味料も入ってないし安心安全。

柏崎夢の森公園に6時15分頃に到着しアンディと野口君と合流。1週間前だからそんなに頑張らずに行こう、という感じでサイクリングペースで走り始めて、今日は比較的イージーなライドになるかなと思ったが、そんな甘い考えはこの15分後に粉砕されることになる。

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林道に入ったと思ったらとんでもない激坂。ダンシングを駆使してなんとか登り切ったーと思ったら、今度はすぐさま路面コンディションが砂利、土、泥、苔の養殖でもしてるんかというコンクリート舗装、目まぐるしく状況が変化するダウンヒル。一切気を緩めることが出来ない。

コース上の落車ポイントには名前が付けられており、アンディーコーナー、アンディストレート、○○さん滑落ガードレール・・・。その都度、アンディが事細かにアドバイスをくれる。サンキューアンディ!自分はそれを聞きつつ頑張ってついていくのみ。

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走りながら生じた技術的疑問についてはすぐに野口君にぶつけて、正しい知識を頭にインプット。が、頭ではなんとなく分かったつもりでも、バイクを考えた通りに動かせるかは別の話。むしろ考えすぎて動きバラバラという状況にも。とにかく経験を積むしかない。

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そうこうしていると、後輪がフワフワする感じがしだして、どうも空気が徐々に抜けているっぽい。先週の段階では問題無かったんだけどな。
まずは空気を補充して様子見。だが同じように漏れてくるので、パンク修理用のシーラント材を1/3程度入れて再び様子見。これでも止まらなかったので残りのシーラントを全注入。これでようやく空気漏れが止まり、結果最後まで空気圧は維持された。

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シーラントは前後に80ccずつ入れていたが、アンディと野口君は120cc。imeZiのHPによれば、2.75MTBの場合で80~120ccを推奨していて、一応その下限値を入れていた訳だが、推奨値に幅があるように、タイヤの水密性能、タイヤとホイールの相性等に影響を受けると思うので、これは上記値を参考にしつつトライ&エラーで決めるのが現実的なんだろうと思う。

今日のライドは、林道→集落→林道→集落の繰り返し。この林道セクターを繰り返していくうちに自分がどこにいるのか見当が付かなくなる。そして、集落に下りてきた際に、朝日酒造があるから越路、YONEX工場だから塚山といった感じで、目についた施設などでようやく現在地を把握することの繰り返し。これだけの林道を見つけて、さらに実際に辿っていくんだから大したもんだわ。

6時間ぐらい走行した後に、ヒルクライムのレジェンド村山さんがトレーニングで登る磯野辺へ。残る体力を絞り出して登り始めると、ここでも途中から林道へイン。ディープ過ぎる二人の林道愛に千切れそうになる。なんとか登頂し、ここまで来ればゴールの柏崎まではあと少し。

■最後に出会った光景がまさかの・・・

峠が最後に1個あるらしく、それを超えれば終わりだよってことで頑張って2人についていく。その峠の名前は芝峠。なんか聞いたことある気がしたけど疲労もあって深く考えずにペダルを回す。なかなか終わらない登りをようやくパスして、目にした光景は芝峠温泉。

あ~ここね~この温泉良いよね!・・・って 松代かよ!!!そう、のっとれ松代城で城主になり、2年に渡って統治したあの松代。ここは十日町市松代ですよね?もう本当に意識を失いそうだった・・・。ここから柏崎に帰るという現実。オーケーオーケー、いいですよ、ペダルを回していればそのうち着きますからね・・・。

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結局、終わってみれば7時間を超えるビッグライドに。7時間以上のライドは、ランドナーのキャンプツーリング以来じゃないかな~。この柏崎グラベルツアー、とても走りごたえがあるので、オフロード機材をもちフィジカルに自信がある漢はぜひチャレンジして欲しい。アンディと野口君が極上のグラベルライドへご案内致します。

7h19m 170w 328Tss 3689kj 獲得標高3800m

■本番に向けて

機材面では、今回発生したエア漏れについては、タイヤシーラントを40cc追加すれば問題は解決するだろう。大会までにエア漏れの再現性が無いかチェックしておく。その他、ギア比は最小38×30で激坂もクリアできたので、このままでOK。
タイヤの空気圧が悩みどころで、あまり下げる過ぎるとトータルでの消耗具合も気になるところ。3つのセグメントでレースがあるので、下りを慎重にいけば1.7~2.0barぐらいが良いかもしれない。

昨日突如発生したディレイラー無反応問題は、野口君のバッテリーに変えたら問題無く起動したので、やはりバッテリーのショートが原因だったと特定。バッテリーを調達すれば解決だ。

ウェアは、雨や低温も想定されるので、ギリギリまで天気予報を確認して、アンダーやウォーマー、オイルなども含めて準備した方が良さそうだ。

補給面では、今回持って行った羊羹5個では足りなかったので追加することと、塩分が欲しくなるのでZEN塩梅水の粉を持っていこう。塩おにぎりも欲しいな。それと眠気防止&気合注入用のコーヒーを補給所に手配。

体力面と技術面は、今さらどうしようもないので、慎重かつアグレッシブにいくのみ。

グラベル系のグランフォンドは初めてなので、いやはや楽しみである。

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意識の仕方、ちょっとの工夫、継続、そんな少しずつの積み重ねで、同じ練習内容でも得られる結果は変わってきます。沖縄4位、ニセコ総合優勝、国体ロード7位、乗鞍2位、Mt.Fuji優勝、数々の戦歴を残してこれました。いまは年齢に抗いながら、新たな工夫や意識を加えながら日々努力。一緒に頑張りましょう!!!

40代半ばのサラリーマン。そんな筆者が、家庭と仕事のバランスに苦悩しながら、ツールド沖縄、ニセコクラシック、マスターズ全日本選手権で上位を…

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