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「世界の車窓から」「世界の街道をゆく」のディレクター狩野喜彦による、空撮写真集「鳥になった日」Vol.3 イタリア、2月19日~23日pm4時59分まで、¥0キャンペーン。この機会にぜひご覧ください。

2月29日pm4時59分まで、だれでもが無料でダウンロードできます。
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《鳥瞰図》狩野喜彦
19世紀、写真という視覚装置がフランスで発明されたとき、真っ先に注目したのは、パリの肖像画家・ナダールことガスパール=フェリックス・トゥールナションだった。彼は写真と共に気球にも興味を持ち、1858年、気球に写真機を積み込みパリの空中撮影を試みた。世界初と言われる鳥の視線で写し出された写真は一世を風靡し「写真を芸術の高みに浮上させるナダール」という風刺画が描かれる程だったという。そして地理学者や軍の参謀によって地図作成の資料として用いられるようになり、20世紀になると飛行機やヘリコプターの発達と共により盛んに行われるようになった。
飛行士でもあった「星の王子さま」の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは著書「人間の大地」にこう記している。

飛行機は機械にすぎない。しかしなんという分析の道具だろう!
この道具は僕たちに大地の真の風貌を望見させてくれた。                    

21世紀の今日、空撮はドローンの進化により手軽になったが、私は地上からのリモートコントロールではなく、空に身を置き、鳥になった気分でファインダーを覗き、大地の風貌をフレームに捉え、シャッターを切りたいと思っている。

狩野喜彦
1952年 静岡市生まれ
1974年 日本大学在学中よりテレビマンユニオン・コマーシャル/TUC(後のテレコム・ジャパン)で
アシスタント・ディレクターとして就労。
1975年  卒業後正式入社。テレビ番組、ラジオ番組、コマーシャル・フィルム、ビデオ・ソフトの企画・演出に携わる。
1987年 テレコム・ジャパンを退社しフリーランスの映像作家として独立。
これまでに取材を通して80以上の国と地域を訪れ、現在は写真家、エッセイストとしても活動している。
   
【著書】写真集『Adieu〜記憶のなかの異郷〜』(BeeBooks)
写真エッセイ集『星の王子さまへの旅』(東京書籍)
  『世界銘酒紀行』FoodisTVとの共著(東京書籍)

【展覧会】『バガボンドの微笑/Le sourire des vagabonds』
大口広司(絵画)&狩野喜彦(写真)作品展
『漂泊の日々/Les jours d'errance』


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