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仏果山〜冬は映えない地味な山

妻と長男が久しぶりに一緒に山に行こうというので近場の仏果山に行くことにした。

あいかわ公園に車を止めて、宮ヶ瀬ダムを見てから登ろうと思ったら、平日だからなのかコロナのせいなのかよくわからないが、ダムは閉められていて通り抜けられなくなっていた。

仕方がないので映えないけどダムの壁の写真を撮ってみる。

大棚沢駐車場へ移動。15台しか止められない駐車場だが、幸いにも空いていた。

宮ヶ瀬ダムとわずかに残るススキ。薄曇りの天気と相まってわびしい雰囲気。

杉林を歩いていく。スタスタ歩いていく息子。

一人のんびり息子のあとをついていく。

思えば1年前の今頃は天城峠を家族で登り、年明けにはサンフランやNYに出張していた。その1、2ヶ月後にはアメリカはコロナで大変なことになり、程なく日本も緊急事態宣言が発せられた。本当に1年で大きく世の中が変わった。この1年で自分は何ができただろう?

そして来年はどんな1年になるんだろうか。来年やりたいことや実現したいこと、願うことなど頭に湧いてくる。

1時間ほど歩いたところで高取山と仏果山の間の尾根、宮ヶ瀬越に到着。高い方へ行こう、ということで仏果山へ。

緩やかな尾根を歩いていくと仏果山山頂へ到着。木々に囲まれた山頂は素晴らしい眺望が待っているわけでもなく、おじぞうさんが地味にお出迎え。

しかし、この地味な山頂には何とも立派な展望台が。こんな山中にどうやって立てたのか。

この展望台、階段の隙間から下が見えるし、ところどころめっちゃ錆びてて、ちょっぴり怖い。でも展望台の上に着くと、そこからは宮ヶ瀬ダムや高取山が見える。冬の薄曇りの天気では何とも映えない地味な眺め。

山頂にはベンチやテーブルもある。昼食をとって下山。

帰りもひたすら地味な登山道を降りていく。

母親より背の高くなった息子の背中を見ながら歩いていく。背は高くなったけど、背負っているリュックは約10年前から同じ。「大きいの使えば?」といっても「これが良い」といって昔から愛用の小さなリュックを背負っている。買ってあげたばかりの時は、自分のリュックを買ってもらって、喜んで背負って近所を歩いていた。まだ小さくて、リュックが大きく見えたあの頃の姿が目に浮かぶ。

そして下山。久しぶりに山に行った妻と長男には十分な運動になったようだった。帰りに名物のオギノパンによってみた。工場の直営店はうっかり通り過ぎてしまったので厚木店に寄ってみた。

オギノパンといえば揚げたてのあげパン。昔懐かしのおいしい味。

というわけで、仏果山は冬の薄曇りの天気で登るもんではないということがよくわかった。途中モミジの葉がたくさん落ちていたので、紅葉の季節はもっと良いのかもしれない。

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